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そでひぢて結びし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむ という紀貫之の和歌の重要語句 文法 句切れ 現代語訳 歌の背景 作者についてを教えてください

回答

こんにちは!
この歌は「夏には川辺で袖をつけて手に掬った水が(冬には)氷ってしまったのを立春の今日、風が今解くだろうよ」と立春までの季節の変化を水辺を舞台に詠んでいます。3句切れです。下の句に掛かり結びが使われていますが、掛詞や縁語はなく、比較的理解しやすい歌ですね。
『古今和歌集』春歌上・2番歌です。

紀貫之は『古今和歌集』(905成立)の筆頭編者です。
いわゆる国風暗黒時代という、漢詩が高級な文化として興隆した8世紀後半~9世紀中頃を経て初の勅撰和歌集の編者として、掛詞の多用など技巧的な修辞を好む人です。
古今和歌集仮名序では和歌の心性を主張しています。
官位は低いですが、古今和歌集を初めとして勅撰集に多く採首されています。百人一首の「人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞむかしの 香ににほひける」が有名ですね。

白露

訳の訂正です。
「…立春の今日、風が今解くのだろうか」

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