次に(2)ですが、
ウサギとカメが同時にゴールに到着する状況を考えるので、ウサギが目覚めた時刻・位置を基準にしましょう。
前の解説にも記載しているように、ウサギが目覚めたとき、
ウサギはスタート位置から140mの地点
カメはスタート位置から168mの地点
にいると考えられます。
このとき、両者の距離は28mです。
ウサギが目覚めてから、両者の距離は1分間あたり
10-2=8 m
ずつ徐々に縮んでゆきます。
この差が0になる、すなわちウサギがカメに追いつくのは、ウサギが目覚めてから、
28÷8=3.5 分後
したがって、ゴールの位置が実際よりも遠い位置にあったと仮定すれば、ウサギが目覚めてから3.5分でカメは追いつかれることになり、この位置が新たなゴールとなります。
よって、新たなゴールの位置は、カメを基準にすると、スタート位置から
168+2×3.5=175 m ・・・③
の地点だと分かります。
ここで、前問の結果を使って、元のゴールの位置を求めておきましょう。
カメはスタートしてから80分後にゴールするので、本来のゴールの位置は
2×80=160 m ・・・④
の地点です。
③と④から差をとり、
175-160=15 m
が答えの追加距離となります。