古文
高校生

古文の「大和物語」に出てくる「さばかりに侍りし御髪を。」と言う一文について質問です。「侍り」は自分では本動詞だと思っていたのですが、解答では補助動詞だとされていました。なぜ「補助動詞」になるのか教えてください。

“「侍り」の文法を説明せよ”という問題が出ているわけではなく、品詞分解していて分からなかったので質問したのですが、問題でこのようなことが問われることはないのでしょうか?
丁寧語の「侍り」は、訳す上ではそこまで細かく気にする必要がないと言うことでしょうか?

回答

「さばかり」は「それほど」や「そんなに」といった程度を表す言葉、「御髪(みぐし)」は髪の毛を敬って言った語。

ここで、「侍り」を本動詞として考えると、「侍る=お仕えする・おそばにいる」という意味になるので、「髪の毛が侍る」というのは意味が通りません。

一方、補助動詞としての「侍り」は、丁寧の意味を添える補助的な役割で使われます。つまり、「〜でございます」や「〜でありました」のような丁寧語になります。

したがって、「さばかりに侍りし御髪を」は、「それほどでございました御髪を(のことを)」という意味になり、自然に通じます。

文章を読み、意味が通じるか考えてみるとよいです🙇

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