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✨ ベストアンサー ✨

はい。その通りです。
普通の関係詞のときに説明されなかったり意識しなかったりするかもしれませんが
関係詞の内容は、先行詞と一致する
というのはわかりますか?
これは主格目的格所有格、関係代名詞関係副詞、
すべてにおいて当てはまることです。

This is the book that I have wanted to read
関係詞は2つの節をつなぐ役割があるから
わかんなくなったら元の2つの節に分解してみましょう
この文の場合
①This is the book
②I have wanted to read the book
ですよね。
①を主節として関係詞で繋いでみると
次のような流れになります
2文に共通するものを見つける。今回はthe book

共通する名詞のうち、関係詞節の方を、適切な関係詞に直す。今回は②のthe book→that
readの"目的語"の"名詞"が抜けてるから、
関係"代名詞"の"目的格"に直す

関係詞を節の頭に持ってきて①②をつなぐ
This is the book that I have wanted to read
てことは、ここがポイントです
関係代名詞thatはもともと
②のthe bookだったのだから
この文はthe book the book って
並んでるってことですよね。
最初のthe bookは①の方
次のthe bookは②の方で、
実際は関係代名詞thatに直してる。
だから「関係詞の内容は、先行詞と一致する」

で今回の文です。
このthanは関係代名詞です。
関係詞と先行詞は同じ内容なので
このthanは、もともと2文に分かれていたときは
more moneyだったということです。
だから先ほど同様に2文に分けると
He has more money
More money is necessary for a comfortable life
になるということです。

与太

例文での丁寧な解説ありがとうございます。関係詞については理解できました
追加でお聞きしたいのですが、今回の文では
He has more money(彼はより多くのお金を持っている)
More money is necessary for a comfortable life
(快適な生活にはより多くのお金が必要だ)
この2文を繋げると、彼が持っているのは快適な生活に 必要な分だけとなりませんか?
でも実際の訳では彼は快適な生活に必要なお金より多くのお金を持っています
つまり自分の中では
彼が持っているお金(前半の文のmore money)=後半の文のmore money=快適な生活に必要なお金
となっていて、実際は
彼が持っているお金(前半の文のmoney money)>後半の文のmore money=快適な生活に必要なお金
この構造が腑に落ちません
分かりづらいかもしれませんが、解説をお願いしたいです

ののののの

> この2文を繋げると、彼が持っているのは快適な生活に 必要な分だけとなりませんか?

それは
He has more money that is necessary for a comfortable life (than ◯◯)
だったらそうですよ。
この場合は、
彼は快適な生活に必要なお金を、◯◯より多く持っている
という意味になります。

ふつうの関係代名詞は、
①先行詞のことを指し示して、かつ関係詞節の中で主語とか目的語とか(つまり名詞)の役割をする
②主節と関係詞節をつなぐ
③(カンマなしの関係詞は)先行詞の意味を範囲を制限する
というものですよね。
このうち
①②は語順や文の構造に関わることで
③は意味にかかわることです。

③は
He has two sisters that are high school students
彼には高校生の妹が2人いる
という文を考えてください。
高校生の妹 というふうに
that are high school studentsはsistersの範囲を狭めていますよね。
だから「高校生の妹」は2人だけど
他にも妹がいるかもしれないということです。

   
thanとasとbutは
正確には"擬似"関係代名詞と言うんです。
いま説明した①②③の役割を持ってるように見えるから、関係代名詞として捉えることができる
けど、それに加えて
than/as/butそれぞれに固有の意味があって
その意味も加わるんです。

thanであれば「〜より」って訳すような
thanより先に出てきている比較級の表現と対応して、thanの後ろが比較対象ですよ、ということを表す
これはthanに固有の意味であって、
普通の関係代名詞にはないものですよね。

ののののの

He has much money
Much money is necessary for a comfortable life
という2文を、関係代名詞thanでつなぐから
muchが比較級のmoreになる
と考えた方が正確かもしれませんね。

than〜は比較対象を表しますから
than〜 が書かれているか、
省略されてて書かれてなくても、想定はできる
という状況を表すなら、
比較したい形容詞とか副詞を、比較級に直さないといけないですよね。

"擬似"っていう言葉が表すとおり
than/as/but は関係代名詞として"も"捉えることができる、と理解しておいた方がいいですね。
3つともまず最初に浮かぶのは接続詞と前置詞じゃないでしょうかね。

ところが、次の文を見てください
He has more money than it is necessary for a comfortable life
この文は形だけ見ると
接続詞thanが前後の節を繋いでいるように見えますが
これ誤りなのです。
thanの後ろのitは、主節のmore moneyと同じものを表しています。
こういう場合、itは省略しなくてはいけません。

いうまでもなく、itを省略したのが
今回のご質問の文になるんですが、その文は
擬似関係代名詞thanと捉えてもいいし
接続詞thanが、省略のルールによってitが省かれたもの、と考えてもいいわけです。

He has more cars than his brother has
これも同じで、
He has many cars
His brother has many cars
をthanでつないでいる。
そのときに
thanは擬似関係代名詞 と捉えてもいいし
than接続詞+省略のルール と捉えても構わないです。

与太

追加の質問も、丁寧な解説ありがとうございます
接続詞+省略の考えはありませんでした
本当にありがとうございます

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