回答

まずこの英文が、
いわゆる「強調構文」だというのはわかりますか?
この構文のポイントは以下の2つです。

①it isとthat(which) のあいだに挟まれているthe Second World Warの部分を強調したい
(今回はwith〜というのがさらに挿入されています)
だから一般的には
「[that(which)以降] なのは [強調したい部分]なのだ」
と訳すのが定番です。

②強調構文は、もともとit isとthatがなくても文として成立しているものに、強調したいがためにit is ・thatをぶちこんでいます。
これが強調構文と、一般的な形式主語のit is〜that SVの文との大きな違いになります。
読みながら識別する際に活用してください。
強調構文は、it is とthatを取り外しても文法的に過不足がない。
形式主語構文は、it is とthatを取り外すと文法的におかしい点が出てくる。

今回の文の場合は
The Second World War, with its ruinous cost, had brought about the momentous changes that affect us all
これでも文法的に過不足がないので、強調構文であると判断して、①のような訳し方をします。

質問者さんの訳し方は、
この英文の訳として考えると
・強調構文だというのが伝わる訳し方になっていない
・with its ruinous costの前置詞句が、英文の中では修飾語の役割なのに、日本語訳では「壊滅的な損害があった」というふうに文全体の述語の位置に来ている。

という点で、
この英文の訳としてはあまりよろしくない都思います。

もう一点、
・単純に日本語だけ読んでも、主語述語の関係がおかしい
ということも問題だと思います。
訳文を修飾語を全部取っ払って主語と述語だけ書いてみると
「第二次世界大戦は、損害があった」
損害が あった → これはOKですが
第二次世界大戦は → これを受ける部分がない

「第二次世界大戦では、損害があった」
とするか、あとは例えば
「第二次世界大戦は、損壊を引き起こした」
とかなら日本語としてはおかしくないですよね。
(ただし、今回の英文の訳としては、この日本語でも誤りですが)

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