主語を尋ねる疑問文 というのは「誰が」を尋ねる文のことです。
つまり疑問詞whoを使う文のことですね。
whoを使って主語を尋ねる疑問文は
そもそもが普通の疑問詞疑問文とは違います。
それはわかりますか?
例えば
He broke the door.「彼はドアを壊した」
これを主語ではなくて、目的語を尋ねる疑問文にすると
What did he break?「彼は何を壊したの?」
となりますよね。
①尋ねたいものを疑問詞にして文頭に
②残りを疑問文の語順にする
というのが、疑問詞疑問文の作り方の基本です。
ところが主語を尋ねる疑問文は、その語順にならないのです。
He broke the door.「彼はドアを壊した」
↓
Who broke the door?「誰がドアを壊したの?」
①尋ねたいものを疑問詞にして文頭に
whoは主語だから、語順を動かさなくても大体は文頭にありますね。これはまぁ良いとして
② 残りを疑問文の語順にする
who broke the door?の文は疑問文の語順になっていませんよね。whoの後ろは肯定文の語順になっています。
そして、これは間接疑問文になっても同じなのです。
画像の説明はこのことを言っています。
普通の疑問詞疑問文は
He broke the door.「彼はドアを壊した」
↓
What did he break?「彼は何を壊したの?」
↓
これを間接疑問文にすると
She knows what he broke.
「彼女は、彼が何を壊したのか知っている」
疑問詞の後ろは疑問文の語順ではなく、肯定文の語順に戻っています。
whoを使って主語を尋ねる疑問文の場合は
He broke the door.「彼はドアを壊した」
↓
Who broke the door?「誰がドアを壊したの?」
↓
間接疑問文にすると
She knows who broke the door.
「彼女は、誰がドアを壊したのか知っている」
whoの疑問文の場合は、
そもそもwhoの後ろは疑問文の語順になっていなくて、肯定文の語順のままです。
だから、間接疑問文の場合も、疑問詞の後ろを「肯定文の語順に戻す」という操作が必要ないのです。戻さなくても肯定文の語順になってるからです。