地学
高校生
解決済み

石灰岩とチャートの違いをわかりやすく教えてください!

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石灰岩は主成分が炭酸カルシウム。どちらかというと白~灰色の明るい色が多い。塩酸など酸をかけると溶けて泡が出ます。
日本にあるものは、沖合の島に形成されたサンゴ礁起源のものがほとんどで、大本はサンゴ、フズリナ、有孔虫、ウミユリなど石灰質の体をもったものの死体が堆積したもの。
チャートは、主成分が二酸化ケイ素で、ガラスと同じ成分でできている固い岩石。日本に分布するものは、遠い大洋底に長い時間をかけて堆積した放散虫が作り出した殻が堆積したもの。色調は、赤、黒、緑などいろいろあるが、少し透き通るような感じに見えるものがある。
どちらも浸食に強いので、山地で崖を作ったり独立峰を作っていたりすることが多い。しかし、石灰岩は酸に溶ける性質から、弱炭酸水である雨水などに徐々に溶かされて、カルストという特殊な地形を作り出す。また、後からマグマなどで熱をくわえられると、結晶質石灰岩という、白い炭酸カルシウムの結晶からなる岩石に変化する。狭い意味での大理石はこの結晶質石灰岩のこと。

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