回答

2枚目のプリントはおそらく先生が作られたと思うのですが、大きな誤りがあります。それは参勤交代は大名の財力を削ぐのが目的の部分です。これはとっくの昔に歴史学者により否定されています。あくまで財力を削ぐのは副産物なのです。元々参勤交代は室町時代からありました。それは制度としてではなく、慣例としてです。
想像してください、中学時代の同窓会的なパーティーがあったとして、そこにお世話になった先生も参加しているとなった時に、常識的に「あの時はお世話になりました」と挨拶しに行きますよね?同じような感覚です。将軍様に忠誠を誓う証として、どうもお世話になっております〜という形で顔を見せに行く事で、「こいつは逆らう気が無いんだな」「よしよし可愛いやつめ」となるただそれだけの事です。
(ただそれだけではあるがすごく重要。秀吉の小田原攻めも北条が上洛して秀吉に会いに来る事をしなかったのが口実)
そんな慣例が家康時代にも当然あり、最初は親しい連中だけやってたものが、他の大名が「やばい!謀反を疑われるかも!」と勝手に焦り、俺も俺も状態になりました。で、幕府側の都合も考えず勝手に不特定多数が江戸に大挙して押し寄せてきたら迷惑だからルールを定めたというのが参勤交代の真の目的です。

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