他の方がおっしゃるように
out ofはほぼほぼfromと同じような意味で
intoやin、toと対になる前置詞です。
特にintoが"変化"を表す意味を持っていて
他動詞 A into B の場合、
AがBに変化した・その動作のあとAがBになった
と読めます。
toやinも似たような意味になることがありますが
fromはその逆で
A from B は Aの元はB
と読めます。
ここではこの使い方でいいと思います。
out ofがわからない とのことですが
cutを含めた動詞以降の解釈が
英和の単語の一対一対応では理解しきれなくて
難しいと思います。
cutは日本語のイメージに引っ張られて「切り取る・切断する」と思いがちですが、実際には
刃物でなんかやる っぽい操作を広く表せます
他動詞の場合は、目的語との関係で、具体的に何をどうする操作なのかを都度考える必要があります
だから、
切る・切り取る・切り分ける・切断する にもなるし
穴を開ける・くり抜く にもなるし
掘る にもなるし
収穫する にもなるし
人を傷つける にもなります
それは目的語との関係で考えることです
一般に他動詞と目的語というのは
その動作をして [目的語]に対してなにかしらの変化や影響を与える
ということです。
物理的な動きや状態の変化の場合もあるし
社会的・心理的な影響の場合もあります。
無から有になる場合もあるし
すでにあるものに何か変化とか影響を与える
ということもあります。
他動詞で表される動作は
その影響を与えるための動作 で
だからこそ
その動作の対象は「目的語」と呼ばれます。
今回の場合は
cut 刃物で切るっぽい操作をして
それは何に影響を与えるためなのかというと
a groove 溝 ですよね。
out of an entire wooden stick の解釈から
その溝は 元々は 完全に一本の木の棒 だったところに、cut で表される動作があって
それによって何かしらの影響を受けた
どんな影響を受けたのかというと
元々は完全な一本の棒 だったのだから
そこに溝が掘られた と解釈できる
ということだと思います。