①そもそもの意味
革命とは、政権が倒されること。
中国の語源は、命とは王の命(天命、使命)であり、革は、あらためるという意味。つまり、神が王がふさわしくないから王を入れ替える。
王の命を変えるのだから、通常の交代ではない。つまり、王が殺され王朝がおわるという王の入れ替えが革命。
下剋上で王を倒す側(政府を転覆する側)は、ただの殺人者では行けないので、殺人の大義名分として、神の御意志という建前を言っている。
まあ、前王の悪政がきっかけで、革命がおこるのは仕方ないにしても、中には、権力欲の権力闘争としての革命もある。
②黒幕は出てこない。
王から別の王に変わるのであれば、わかりやすい。(中国で、革命の語源となった成り行き。)
しかし問題は、自分が王になると、善政をしなくては、次の革命がおこって、次に狙われる側になる。
そう考えると、大衆を利用して、実利だけ得る方が良いよね。
だから、革命を自分以外の人をそそのかしてさせる必要がある。(市民といえば、大金持ちも、黒幕も、市民のくくりの中に入りますからね)
★つまり、市民革命は、市民が原動力で、市民がおこなった革命のことです。
だけど、市民革命でできた政権が、本当に市民のための善政をするとは限らない。
③結局、民主革命とか、民主主義が、利益を得るものの都合の良い方便であり、無知な民衆(市民、国民)は、扇動され騙されているだけ。
例えば、アメリカの大統領選挙は、民主主義だが、莫大な資金が必要である。つまり、資金源になる人(支援者)の得する政策を勝った立候補者はするに決まっている。資金提供は、一人にする必要は無いので、選挙戦を戦う二人に両方すれば良い。
そして、自分の利権に関わる事柄だけ、当選した大統領にしてもらって、あとは野となれ山となれ。市民の為になろうがならないがどうでも良いっと言うのが、民主主義の本当の姿でもある。
この社会は、資本主義で動いている。でもそれでは下世話なので、民主主義を方便で使っている。
民主主義でない国や政権をつぶすときは、市民をけしかけて、市民革命を起こさせて、黒幕は既得権益を横取りする。
・今のアメリカは、選挙に勝つためにコロナ助成金を日本以上にまきまくって、経済がおかしくなってしまった。
・失業して、持ち家(賃貸)を失って、ホームレスになった元中流階級の人がいっぱいいる。さらに、彼らは絶望して、麻薬中毒のホームレスにもなっている。そんなアメリカの街の様子を映すyoutube動画いっぱいある。
・犯罪も増えすぎたり、警官が過剰な検挙で黒人が死亡した事件もあり、その対応として警察官を減らした町もある。その結果、万引きが増えて刑務所に入れないとか、とりしまれない状態になった。そこで、約10万円以下の万引きは、犯罪だけど、警察が取り締まらないという州もでてきてる。=事実上の犯罪が合法化されたのと変わらない状態。
・それにより、店側が自衛しなければならないが、客と万引き犯(強盗)の区別はつかないし、強盗は徒党を組んでくるので、対応できない。だから、廃業や閉店しているお店がでてきている。
・当然、アメリカでも、富豪(裕福な人)は、今まで通りの裕福な生活をしています。
こんなアメリカの話を聞くと、市民革命とか民主主義も方便なんだろうなと思ってしまいますね。