古文
高校生

3行目の 丑四つ って誰が言ったんですか?

大納言殿参り給ひて ふみ 大納言殿参り給ひて、文のことなど奏し給ふに、例の、夜いたく更けぬ みびやうぶ ②2 みきちゃう おまへ さぶら れば、御前なる人々、一人二人づつうせて、御屏風、御几帳の後ろなどに、 皆隠れ臥しぬれば、ただ一人、ねぶたきを念じて候ふに、『四つ。」と奏 すなり。 「明け侍りぬなり。」と独りごつを、大納言殿、「いまさらに、な 大殿籠もりおはしましそ。」とて、寝べきものともおぼいたらぬを、うたて、 何しにさ申しつらむと思へど、また人のあらばこそは紛れも臥さめ。上の 御前の、柱に寄りかからせ給ひて、少しねぶらせ給ふを、「かれ、見奉ら せ給へ。今は明けぬるに、かう大殿籠もるべきかは。」と申させ給へば、「げ に。」など、宮の御前にも笑ひ聞こえさせ給ふも知らせ給はぬほどに、長 をさ わらは にはとり あした 女が童の、鶏を捕らへ持て来て、「朝に里へ持て行かむ。」と言ひて隠しお 0 まぎ きたりける、いかがしけむ、犬見つけて追ひければ、廊の間木に逃げ入り て、恐ろしう鳴きののしるに、皆人起きなどしぬなり。上もうちおどろか せ給ひて、「いかでありつる鶏ぞ。」など尋ねさせ給ふに、大納言殿の、「声、 * *

回答

警護の者とかだと考えられます。登場人物は大納言(藤原伊周)と作者(清少納言)、上の御前(一条天皇)、御前なる人々(女房)しかこの場面だといないので、特に誰が言ったのかは分からないです。しかし、「奏す」は絶対敬語なので天皇に対して申し上げているので、身分が低い者ということだけは分かります。女房は皆、眠っており、話しているのは天皇と大納言、そして清少納言だけです。清少納言は時刻を聞いて「明け侍りぬなり」と独り言を言っており、大納言も時刻を聞いて、天皇に寝たらどうか、と言ってます。以上より、警護の者ら辺だと考えます。

なるほど
大納言が時刻を聞いて、寝たらどうかと言ったのは天皇に言ったんですか?現代語訳は見たんですけど、この辺りどういうことかよく分からなくて…何が言いたいんですか?

Ke

すみません、大納言のところ間違えてたんですが、大納言は天皇に「お眠りにならないでください。」と言ってます。申し訳ないです。その判断は大納言の言ったセリフにある「大殿籠もり」と「な〜そ」、そして「おはします」で出来ます。「大殿籠る」は「寝ぬ」の尊敬語です。「な〜そ」は副詞の呼応で禁止を表します。そして「おはします」は「あり」の尊敬語で、以上より、大納言は天皇に「眠らないでください」と言ったと考えます。間違いを最初に言ったことをお詫びします。

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