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①NATOについて(冷戦後)
米ソ冷戦のと気に、西側陣営(アメリカ側)にNATOと、今は無いけど、東側陣営(ソ連側)にワルシャワ条約機構がありました。
ソ連崩壊後、ワルシャワ条約機構は無くなった。
アメリカや西側陣営は存続しているので、NATOは今もあるし、経済的つながりはEUで、国防的つながりはNATOって感だから、旧東側地域(ワルシャワ条約機構だった国)が加盟していっています。
そもそも、ソ連の強権的な軍事力で作られた東側陣営だから、ソ連嫌いというかソ連恐怖症ゆえに、そうなるんですよね。
NATOの拡大は、ロシアにしたら、面白くないんだけど、仕方ない。他国に強制とか干渉をするから、嫌われるんだからね。自業自得。
でも、NATOや西側陣営が正しいかというと、そうでも無い。ウクライナに対しては、色々、西側の国や企業(資本家)が、自由と経済力を利用して影で工作をしまくっている。金儲けのために、ウクライナで悪さもしている。
その結果、ウクライナの政治(大統領選)は混乱して、内乱や内戦になりかけたときもあった。西側の工作に対するロシアの不信感があるのも事実。
西側や日本のメディアは、その事を報じていない。ま、自分の悪事を言うわけないよね。
民主主義と資本主義が一番良いように今の日本人は思っているけど、それらを使って、詐欺的に儲けている資本家もいるのも事実。ただ、詐欺師は手の内を見せないので、知らない人が多いだけで、西側が正義とも言い切れない。
つまり、どちらの陣営も、正義なんてどちらにもない。(西側には、経済力と技術力があるってくらいしか差がないかもしれない。)
ウクライナの話は、単純な正義と悪の戦いではないので、長くなるので今回は省略。
②NATOの生い立ち(冷戦前)
❶WWⅠ:塹壕戦:何重も張り巡らせた塹壕に対して、歩兵では、突破できず勝負がつかない。=総力戦になる。
❷WWⅡ:ドイツの電撃戦:塹壕戦では、歩兵の足では、塹壕を突破しても、次の塹壕や敵の増援で完璧に突破できない。戦車(機甲師団、戦車中心の攻撃力と機動力のある部隊)で、一点(相手の弱い一点)を突破して後方の司令部や補給線を一気に叩いて、敵の動きを一時的に麻痺させ、勝利する。対フランス戦では、大成功。
❸WWⅡ(独ソ戦):ソ連の縦深攻撃:その後、独ソ戦で、電撃作戦より強烈な縦深攻撃をソ連が生み出す。電撃作戦は、一点突破で、敵の反撃を一時的に麻痺させるだけだが、縦深攻撃は、面で敵をつぶしていくので、そもそも、敵が全滅になり、予備兵力も失い反撃すらできなくなるとんでもない戦い方。物量戦で、大量の砲撃と空爆をして相手を弱らした後、大量の戦車部隊を横一線に並べ、一点突破ではなく、線で敵陣を突破していく。当然、ソ連側も大損害を出すが、最初の(横一線の)戦車部隊が、傷つき進軍困難になったら、後にある新しい戦車部隊と交代して前進するので、止まること無く、線から進軍の奥行きで、面を制圧する。進軍が止まらないから、相手に反撃の準備の時間すら与えない。
縦深攻撃(バグラチオン作戦)の結果、ドイツ軍は、主力部隊を失い、それ以降まともな反撃ができなくなった。その後は、首都ベルリン陥落まで、ソ連の一方的な攻撃になってしまう。
❹戦後:米ソ冷戦がはじまる。
WWⅡでドイツ軍(機甲師団)を壊滅させたソ連の縦深攻撃を再度されると、西側ヨーロッパ諸国は、一瞬で占領されかねない。
米ソ冷戦時には、ヨーロッパ戦線の勝利条件は、ソ連は、ヨーロッパ全土占領で、アメリカは、それを阻止して、ヨーロッパに地上の戦線を維持できるかであった。
そこで、アメリカと西側諸国は、ソ連の縦深攻撃を受け止めに、NATOのような軍事同盟のつながり(政治的なつながり)を作ったり、強力な兵器の開発をしようとした。それが、ヨーロッパでの米ソ冷戦。
つまり、米ソ冷戦とNATOは密接に関係している。
すごく丁寧に、ありがとうございます😭助かりました