公民
中学生
解決済み

⚠️「至急」⚠️社会で課題が3つ出され全くわからないので答えを説明してほしいです。
(1)立件主義が重要な理由を、憲法の役割に着目して説明する。
(2)国民主権が重要な理由を、「法の支配」の観点から説明する。
(3)日本国憲法の仕組みの特色を、大日本帝国憲法との違いに着目して説明する。

社会 公民 憲法

回答

✨ ベストアンサー ✨

(1)立件主義(legislative supremacy)が重要な理由は、憲法の役割と深く関連しています。立件主義は、議会が法律を制定し、法律が国の最高法規であるという原則を指します。以下に、立件主義の重要性とその理由を憲法の役割と関連づけて説明します。

民主主義の基本原則を実現するため:

民主主義は、市民が政府の政策と行動に対してコントロールを持つことを重視します。議会が法律を制定する権限を持つことにより、政府の権力を制約し、市民の代表として行動します。立件主義は、民主主義を実現するための基本的な要素です。
憲法の法的優越性を確立するため:

立件主義は、憲法が国内法の最高法規であるという原則を確立します。憲法が国家の基本法であり、政府と市民の権利・義務を規定しています。立件主義により、憲法は法的に優越性を持ち、政府や他の法律に対して優越性を主張できます。
政府の権限を制約し権力の分立を促進するため:

立件主義は、政府機関に対して法律を制定する権限を付与しますが、同時にその権限の乱用を防ぎます。議会は政府の行動を監視し、権力の分立を支持します。このような制度により、権力の乱用を防ぎ、市民の権利を守る役割を果たします。
法の予測可能性と安定性を確保するため:

立件主義に基づく法体系は、法の予測可能性と安定性を提供します。法律は議会で制定され、一貫性を持つため、市民や企業は法律に従うことが期待され、社会の秩序が保たれます。
政府の権限を制限し市民の自由を保護するため:

立件主義は政府の権限を制限し、市民の自由と権利を保護します。議会は法律を通じて、市民の権利を侵害しないように政府を拘束します。

(2)法の平等性を実現するため:

国民主権は、国の最高権力が市民にあるという原則です。法の支配は、法がすべての市民に平等に適用されることを保証します。国民主権の下で法の支配が確立されると、政府や支配者が法を曲げたり、特定の個人や団体に対して恣意的に法を適用したりすることが困難になります。
権力の制約と分散を促進するため:

国民主権と法の支配は、政府の権力を制約し、分散させる役割を果たします。法の支配により、政府は法に基づいて行動し、市民の権利と自由を尊重しなければなりません。政府が法の支配に従わない場合、国民はその政府に対して責任を追求し、必要な場合は変革を促進できます。
市民の権利保護のため:

国民主権と法の支配は、市民の権利を保護するために密接に関連しています。法の支配が確立されると、市民は自分たちの権利を法によって主張でき、不当な権力の乱用に対して法的手段を利用できます。これにより、市民は自由で公平な社会での生活を享受できます。
社会的安定と予測可能性を提供するため:

国民主権と法の支配は社会の安定と予測可能性を提供します。法の支配が確立されると、法律は予測可能で変更が難しくなり、市民や企業は法に従って行動することが期待され、社会の秩序が維持されます。
政府の合法性を確保するため:

国民主権の下で法の支配が行われると、政府の合法性が確保されます。政府は選挙や法的プロセスを通じて市民の信任を得る必要があり、市民に対して責任を負います。国民が政府に対して信頼し、法に基づいて行動することは、政府の安定と持続可能性に寄与します。
したがって、国民主権と法の支配は密接に結びついており、法の支配を通じて市民の権利保護、政府の制約、社会の安定、合法性の確保などが実現され、民主的で公正な社会の基盤となります。

(3)成立プロセス:

大日本帝国憲法: 1889年、明治天皇の命により内閣制度が導入され、政府が憲法草案を作成し、天皇がそれを発布しました。この過程は、天皇が主導的な役割を果たしていたことを示します。
日本国憲法: 1947年、連合国占領下でGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の指導のもと、日本国民との広範な議論を経て制定されました。このプロセスは、民主的な手続きを重視したもので、国民の意思が反映されるようになっています。
主権の所在:

大日本帝国憲法: 大日本帝国憲法は、天皇が国家の最高権威であり、その主権が天皇にありました。天皇が神聖視され、絶対的な権力を持っていました。
日本国憲法: 日本国憲法は、国民主権を基盤におき、国民が主権者とされています。政治的な権力は国民によって選ばれた代表者に委ねられ、民意が尊重されます。
人権保障:

大日本帝国憲法: 市民の権利が一部保障されていましたが、国家の利益や秩序が優先される傾向がありました。
日本国憲法: 基本的人権の尊重が明確に規定されており、個人の尊厳と自由が保障されています。法の下での平等が重要視されています。
立法権の運営:

大日本帝国憲法: 天皇が立法権を保有し、内閣が政策を決定しました。国民の意志が政治に反映されにくい構造でした。
日本国憲法: 立法権は国会に委ねられ、国民の代表者が議会で政策を決定します。政治の意思決定プロセスが民主的になっています。
軍隊の地位:

大日本帝国憲法: 軍隊は天皇直属であり、政治的な役割を果たしていました。
日本国憲法: 自衛隊を創設し、戦争放棄と軍事力の最小限の保持が規定されています。
これらの違いからも、日本国憲法が大日本帝国憲法に比べて民主的な価値観を重視し、個人の権利や自由を尊重するように設計されていることが明確です。

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回答

_単なる誤変換であると思いますけれども、質問の文脈からは、「立件主義」ではなく、「立憲主義」です。
_立件主義は、刑事事件で逮捕されても、立件・起訴されるまで報じない、とか、の、報道の立場の事です。

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