✨ ベストアンサー ✨
見る角度や好み(?)によって、いくつかの立場があります。
・主語が抜けていることから、asが関係詞であるという立場もあります
・しかし、これは昔の英語の非人称構文の名残りだ、という成り立ちの点から関係詞ではないとする立場もあります
・意味的なところから、論評(コメント)節という形で他の接続詞asの用法とは別の名称をつけることもあります
・よくある形なので、慣用句として覚えてしまう手もあります
自分も慣用句として覚えようと思っているのですが、慣用句を覚える時、単語の意味と結びつけて覚えようとする癖があるため、いちいちこういうasがどういう用法なのか気になってしまうのですよね、。
自分は訳から考えて、譲歩の意味があるのかと思ってましたが、asには関係詞の役割もあるのですか?
「よくあることだが」という訳文なら、譲歩だからそうなっているということでは無くて、日本語の「が」の意味が広いから起こる問題で、単なる補足の意味に捉えるのが良いかと思います。
asには関係詞の用法もあります。ですから、これをその延長として捉える説明は現にありますね。
ちょっと補足ですが、「非人称構文の名残りだ」というのは、要するにas自体が関係代名詞なのか、代名詞itが見えなくなっているだけなのかなどの点で(運用上はどうでもいい違いですが)、歴史・理論的に違う考えもあるよという意味です。
asは同時性の意味から、個別の具体例については相反する要素が同時に起きていることで、結果として譲歩として訳すと文意が通りやすいという事例はあります。
しかし、積極的に譲歩の意味に取るべきと言える例は多くありません。
Young as he isみたいな構文もありますが、あれはまた実は事情が特殊で、分詞構文の省略から来ていることや、Come what mayやTry though he wouldみたいな倒置を伴う譲歩文との関連性も指摘されていて(手前味噌で恐縮ですが私の仮定法ノートに纏めがあります)、as自体の意味と言うより倒置文とのセットで捉えた方が良いかもしれません。
倒置文の中でのasの意味の多くは譲歩の意味では表されず、補足情報を繋げる働きがあるだけで、訳せるような意味は持ってないということですか?
まあ、そんなとこです。
なるほど。
asの例文漁って意味を確かめようと思います。ありがとうございました🙇♂️
やや難しいですが、私が過去に書いたノートですが14pくらいから扱っているのでご紹介します。参考になれば幸いです。 https://www.clearnotebooks.com/ja/notebooks/1333764