「円高」「円安」は、外国の人が円を買うとき(=銀行で交換するとき)の感覚で、以前に比べてどうなったかを示していると考えたらどうでしょう(手数料は考えないでね…)。
以前は1ドル=100円で、銀行に行って1ドルを100円と交換してもらっていたのに、1ドル=50円になったら、1ドルでは50円しかもらえなくなります。この場合「円が高くなったなあ」と感じるでしょう。だって、同じお金を払ったのに、中身が半分に減ったのですから、「円、高っ」と言いたくなります。これが円高です。この場合、ドルに比べて円の価値が相対的に上がったことにもなります。
一方で、1ドル=100円の時に、銀行に行って100円を1ドルと交換してもらっていたのに、1ドル=50円だと、100円持っていったら2ドルと交換できるようになります。この場合「ドルが安くなったなあ」と感じるでしょう。これが「ドル安」で「円高」と「ドル安」はセットです。
価値が高いのになぜ少しの円で買えるということになるのですか?