✨ ベストアンサー ✨
ちょっと、検索ワードのチョイスが悪く、一発で検索できませんでしたね。
結論から言うと、寛永通宝(銅一文)なら、1銭=10厘=10文です。
①まず、最初の切手の特定
最初の切手 1871年 で検索。
https://www.japanpost.jp/150th/stamp-01/
②竜切手で、詳しく検索
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%9C%E5%88%87%E6%89%8B
江戸時代の慣習で、額面の数字と金額が少し違う。
③明治の文と銭(円)の交換レート
これが、手こずった。現代のお金との比較はすぐにヒットするんだけどね。
https://www.coin-walk.site/J030.htm
https://manabow.com/zatsugaku/column15/
https://manabow.com/zatsugaku/column06/2.html
④ここから、集めてきた資料の合成
例えば、48文切手については額面を50文とすれば丁銭勘定となり50文支払うので、50文必要。
本来は、④で終わると思ったが、ここからもややこしかった。
一文と言っても、どの時代に作られたかで、交換レートが違う。江戸時代の時間とか数字の感覚は、現在とは違って幅がある。
寛永通宝(銅一文)1枚 =1厘 昭和28年12月まで
※通用期限は、当初は明治8年末までとされていましたが、たびたび延長され、最終的には昭和28年末まで有効だったとのこと。
やっぱ、何事も、全国津々浦々に、制度が定着するまで時間かかるんだよね。ま、昭和の時代に文を使っている人はほとんどいないだろうけどね。
補助単位として円の100分の1を1銭,1000分の1を1厘と称したから、10厘=1銭
⑤結論、48文切手なら、5銭でかえることになります。
⑥余談ですが、なぜ、銭を今は使わないかというと、単純に、戦後のハイパーインフレで物価が上がったからです。
本来、1米ドル=1円で、米ドルとセントの交換比率を元に、円と銭が作られました。
円の語源は、マルクが、「丸く」だから、円。と言うだじゃれです。
そして、幕末、明治初期も、貿易を始めて、金か銀の交換レートが海外と違って、だいぶ富が海外に流出しました。
だから、国内では、インフレが起こっているはずです。
何が言いたいかと言うと、時代の転換点に、お金の価値が変わる(崩れる)のです。
交換ツールのお金の価値が変わるのは、時の政権(政府)の信用失墜ですから、国家が機能不全を起こしているから変わるのです。
国家破綻とハイパーインフレ(通貨の価値の大きな変化)は、卵が先かひよこが先か論ですが、通貨の交換レートを知れば、また違った視点で歴史を見れると思います。
今は、世界的に、どの国も通貨を刷りすぎて、国債を発行しすぎています。(資本主義限界に近づいているのかも知れません。)
ババ抜き常態です。通貨への信用が揺らいだときに、国家は維持できなくなります。
財政的にヤバくても、多くの国民がヤバいと思わなければ、問題は表面化しません。
通貨って不思議でしょ。
しかし、誰かが、ヤバいと思って逃げ出して、みんなもそれを見てそう思ったときに、準備をしていたら手遅れです。
経営者の中には、この5年か10年に、経済のグレートリセットが来ると予測して準備している人がいるとも噂されています。
そもそも、グレートリセットって何が起こるんだ?
まさか、幕末~明治維新の時代のようなパラダイムシフトがおこるかも知れない時代に、我々が生きていると仮定すると、この質問は、当時を追体験できる面白い質問だと思います。
誤字訂正
×ババ抜き常態です。
○ババ抜き状態です。
わざわざ細かいことや関連するようなことまで教えていただきありがとうございます。