化学
高校生
高1化学基礎です。
塩が酸性塩・塩基性塩のときの水溶液の性質で、
酸性塩→酸性
塩基性塩→塩基性
となるのが一般的なのでしょうか?
酸性塩のNaHCO3は塩基性というのは例外ですか?
ややこしくて分からないです、、、
正塩の水溶液の性質はもとの酸と塩基の強弱によって性質が変わることは分かりました。
B塩
●塩とその分類 中和反応において酸の陰イオンと塩基の陽イオンから生成した化
えん
合物を塩という。 塩は, その組成により分類される。 酸に由来するHが残って
えんきせいえん
いる塩を 酸性塩, 塩基に由来する OH が残っている塩を塩基性塩, 酸に由来する
さんせいえん
Hも塩基に由来する OH も残っていない塩を正塩という(表3)。
せいえん
表3 塩の分類 これらの分類は塩の組成によるものであり, 塩の水溶液の性質とは関係ない。
塩の例
分類
組成
酸性塩
酸に由来するHが残っている塩
塩基性塩 塩基に由来する OH が残っている塩
正塩
酸に由来するHも塩基に由来する OH も
| 残っていない塩
②
①表4 正塩の水溶液の性質
分類
強酸と強塩基
からなる正塩
強酸と弱塩基
からなる正塩
弱酸と強塩基
からなる正塩
水溶液の性質
中性
1
●塩の水溶液の性質 塩の水溶液は必ずしも中性とは限らない。 例えば,同じ酸
性塩でも,硫酸水素ナトリウム NaHSO の水溶液は酸性を, 炭酸水素ナトリウム
NaHCO3 の水溶液は塩基性を示す。 また,一般に, 強酸と強塩基から生じた正塩
の水溶液の性質は中性であるが,強酸と弱塩基から生じた正塩の水溶液は酸性を,
弱酸と強塩基から生じた正塩の水溶液は塩基性を示す。
► p.119
炭酸水素ナトリウム
硫酸水素ナトリウム
塩化水酸化マグネシウム
塩化水酸化銅(ⅡI)
塩化ナトリウム
硫酸アンモニウム
酢酸ナトリウム
酸性
塩基性
116 第2編 物質の変化
正塩の例
NaCl
KNO3
NH4Cl
CuSO4
CH3COONa
Na2CO3
もとの酸
HCI
HNO3
HCI
NaHCO3|
NaHSO4
MgCl(OH)
CuCl (OH)
NaCl
H2SO4
CH3COOH
H2CO3
(NH4)2SO4
CH3COONa
もとの塩基
強酸
NaOH 強塩基
強酸
KOH
強塩基
強酸
NH3 弱塩基
強酸
Cu(OH)2 弱塩基
弱酸 NaOH 強塩基
弱酸 NaOH 強塩基
問6 次の正塩のもとの酸と塩基の化学式を示し,塩の水溶液が何性を示すか答えよ。
(1) (CH3COO)2Ca ( 2 ) Na2SO4 (3) NH4NO3 (4) Cu(NO3) 2
A 実験 ⑩ 塩の水溶液のpHを測定し,塩の水溶液の性質について確かめてみよう(► p.117)。
10
Na+ + HSO4- HSO4
②弱酸と弱塩基からなる正塩の水溶液の性質は,物質によって異なる。
H+ + SO² のように電離して酸性を示す (
① NaHSO4
► p.119).
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