生物
高校生

こちらの(1)の問題についてです。答えは以下の通りなのですが、植物プランクトンと普通の植物の違いがわかりません。
解説から解釈すると、植物プランクトンは自分で栄養を供給できるみたいな感じですかね??

101. 陸上生態系と水界生態系 次の文章を読み、 下の各問いに答えよ。 a 水界では, 植物プランクトンや水生植物, 藻類などが生産者となるが, 補償深度より も深い場所では生育できない。そのため、沿岸域では大型の藻類などがみられるが, 外洋 域では( 1 ) が主な生産者となる。 一方, 陸上生態系では( 2 ) が主な生産者となり, 昆虫や鳥類 哺乳類などさまざまな動物が消費者となる。 これらの生態系はそれぞれ独立 しているのではなく, 森林に生息する哺乳類が川の魚を捕食するなど。 緊密に関わりあっ ている。 問1. 文中の空欄1, 2に適当な語を入れよ。 問2. 下線部aの補償深度とは何か簡潔に説明せよ。 問3. 陸上生態系と水界生態系の間にみられる下線部bの例として、 誤っているものを1 つ選べ。 ア. 落葉が雨に流されて川に流入する。 イ. アユが岩場についた藻類を摂食する。 ウ. ウミネコがイワシを捕ってきてヒナに与える。 エ 産卵のために遡上してきたサケをクマが食べる。
101. 陸上生態系と水界生態系 解答 問1.1….. 植物プランクトン 2・・・植物 問2. 生産者が生育できる強さの光が届く下限の水深。 問3. イ 解法のポイント 問1. 水深が浅く, 河川などから栄養塩類が供給されやすい沿岸域では、大型の藻類が みられる。 しかし、 外洋域では水深が深く、 大型の藻類は定着できないため, 主な生 産者は植物プランクトンとなる。 問3. イ・・・ アユが藻類を摂食するのは水界生態系のなかだけで起こっており, 誤りであ る。 他はすべて, 陸上と水界の間で物質が移動している。

回答

_一般的な、詰まり、よく見かける、植物はあっても、普通の植物と言うのは、(日常会話ではあっても)生物の分野ではありません。
_何が普通なのか、の定義が無いし、希少、珍しい、と言う考え方をしても、普通じゃない、と言う考え方はしないからです。進化の系統図やら、分類学やら、でも、普通、と言う言葉は出て来ないですよね?

_先ず、植物と動物と、の区別ですが、光合成を行い、細胞壁を持っているものが、植物です。
_また、植物でも動物でもない、細菌類・菌類と言う生物もいます。そして、生物に似た、ウィルスと言うものもいます。
_光合成を行い、細胞壁を持っているものが、植物であるとすると、ミドリムシは、細胞壁を持っていないので、植物ではない、となってしまいます。一応、特別扱いで植物の方に分類されていますが、植物と動物との中間的な生き物と言う扱いになっています。
_そこで、光合成生物、と言う言葉もあります。光合成を行えば、全て光合成生物なので、スッキリとミドリムシは光合成生物となります。

①、植物≒光合成生物。

_添付画像にもありますが、陸上生態系と水界生態系とを区別して考える場合があります。そして、添付画像の設問文にもありますが、藻類、と言う分類があります。
_藻類は、水界植物の事です。

②、藻類≒水界植物。

_では、プランクトンとは何でしょうか?植物(性)プランクトンも、動物(性)プランクトンも、いますよね?
_プランクトンは、古代ギリシャ語のplanktosから来ていて、流される、とか、漂う、とか言う意味です。
_詰まり、浮遊性の生物がプランクトンなのです。

③、プランクトン≒浮遊性生物。

_ですから、藻類の内、岩や、海底・川底等やら、に固着していないもの、或いは、根の無いもの(根があって漂流しているものは、固着する機能はあるが、一時的に漂流している、と考える。)ものは、植物プランクトンになります。
_詰まり、植物プランクトンは、藻類の部分集合です。

④、(植物プランクトン)⊂(藻類)

_以上。

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