✨ ベストアンサー ✨
_それは、比喩的表現であって、例示ではないのです。喩えであって、例えではないのです。
_詰まり、可能性の1つを示しただけで、必ずそうなる、と言う仕組み(≒ピタゴラスイッチ的な)を示したものではないです。
_先ず、事実として、「世に出回っているお金の量が多いとお金の価値も大きくなる」と言う考え方のもと、日本は30年以上も色々な施策を行って来ましたが、事実としては、(多くの人にとって)お金の価値がどんどん下がって来ていますね。
_ですから、間違っています。
_「世に出回っているお金の量が多いとお金の価値も大きくなる」と言う意見の人の考え方は、①、世の中に沢山のお金が出回ると、お金持ち(資産家)やら銀行やら等が他の人にお金を貸す。②、すると、事業を新しく起こしたり、会社が新しい研究・開発をしたりし易くなる。③、労働者が必要になり、給料が多く支払われる様になる。④、給料が増えるので、多くの人がお金を使う様になる。⑤、沢山売れるので、物の値段が高くても売れる様になる。⑥、物の価格が高くなり、自分の持つお金も増えることは、お金の価値が大きくなった、と言う事。
_⑦、また、比喩的な事を言えば、売ったり買ったり、借りたり返したり、と言うお金の遣り取りが増える、と言うことは、唯お金を持っている(≒タンス預金など)状態よりもお金の存在として、ちゃんと使われているので、存在価値が上がっている。
_そういうことを言っています。
_ピタゴラスイッチ的な仕組みは、タイミングとか、ズレとか、で途中で止まってしまいますよね?
_詰まり、上手く行く場合も、自分の狙い通りに行かない場合も、あるのです。
_先ず、経済学で言う価値、とは、流通貨幣の価格で評価するものなのです。ここでは、倫理学やら、神学やら、で言う精神的価値やら、人類遺産の価値やら、そう言った価値は関係ありません。それらの価値を評価する場合も、価格を付けて初めて評価されるのです。
_さて、質問者さんがとても欲しいバッグがあって、その価格が去年は1万円で売っていて、質問者さんの10ヶ月分のお小遣い(普通の人にとっては、10ヶ月分の給料)で買えるものであった、とします。
_私の言っているのは、「物の価格が高くなり、自分の持つお金も増えることは、」で一括りです。2個が合わさって初めて、と言う事です。別々に考えないで下さい。
_今年は、質問者が欲しいと仮定したバッグが2万円になった、とします。しかし、質問者さんのお小遣いは、毎月2000円になった、とします。
_もし、お小遣いが毎月1000円の儘(まま)であったなら、質問者さんはお金の価値が下がった、と感じたでしょう。
_しかし、お小遣いが毎月2000円になっていたのなら、(本当は、同じものなのに、)2万円に値上がりしたものを買えたので、自分の10ヶ月分のお小遣いで買えたので、自分の労働対価上がり、(昔、仮に買っておけば)1万円の物が2万円になったので貨幣価値自体が上がった、と感じる事でしょう。自分帯の使っている流通貨幣の価値が上がった、と、評価されるのです。
_実際、貨幣価値とか、は、GDPとか、でも評価されていますよね?
_価値とは値段だからです。
なるほど!!!!丁寧にありがとうございました😭
_お金の価値、なんて、実際の価値とは、ズレた怪しいものだ、と感じたかも知れません。その通りなのです。
_そして、お金(通貨)自体も怪しいものなのです。
_安部元首相は、首相当時、「お金が足りなくなったら、どうすれば良いか?印刷すれば良い。1万円札は20円程度で刷れる。」と度々言っていました。事実としては、唯の紙切れなのです。皆が1万円の価値がある、と思い込んでいるから、1万円の価値があるのです。
_ハラリ著、『サピエンス全史』では、通貨はフィクションである、と言っています。詰まり、共有された唯の概念であり、唯の概念を共有出来るかどうか、が、猿人・新人と、ホモ・サピエンスと、の違いであるのだ、と言っています。
自分のお金が増えるとお金の価値が大きくなるのは何故でしょうか??