あなたが砂漠で干からびて死にかけていたとしましょう。
所持金は1000円です。
砂漠の中に地下水を汲み上げて販売している店があるのをみつけ、ペットボトル1本買おうとしたところ、350円でした。普通はだいたい100円ですよね。ぼったくりです。しかも全財産の3分の1も持っていかれます。ですが、干からびて死にそうなのが現状です。買うしかないでしょう。
これが需要量が供給量より高いときです。
喉から手が出るほど欲しいが、その商品はここで手放すともう手に入らないかもしれない。そんな心理を煽ったりして、多少金額が高く、ぼったくりであっても売れちゃいます。
これの反対が、供給量より需要量が高い状態です。
砂漠から無事帰還し、1ヶ月後。あなたは砂漠の経験により家にウォーターサーバーを置くようにりました。そこに訪問販売で、富士山のふもとから取れた最高においしい水です!と、うたった水を売りに来たセールスマンが来ました。
1本350円ですよ!と言っています。買うでしょうか。
買うわけないですね、水もうあるし。というか高すぎだし。
家に水はもう備蓄されており、水の供給量は需要量を上回ります。そこに更に水の供給がされても、ただの供給過多です。350円でなんて買うわけないし、売る側もさすがにそれは分かるので、値段を提げて、1本2円とかなら、試してみようかなとなりますよね。
こんな感じでいかがでしょうか。