✨ ベストアンサー ✨
たとえば、新型コロナウイルスにも色々な変異株があって、少しずつ性質が違うことをニュースなどで聞かれたことがあるかも知れません。
この実験は、ペスチウイルスの色々な変異株の塩基配列がお互いにどのくらい似ているか、あるいはどのようにしてウイルス同士を見分けることが出来るか、を調べています。
添付した簡単な図に描いたように、PCRでは、色が塗られた部分にプライマーがくっつけば増幅します。プライマーの長さは20塩基前後で、領域P、Q、Rの色が塗られていない部分の塩基配列が違っても増幅しますので、かなり大雑把な判定方法といえます。
実験1からは、書かれているように「Pでは漏れなく全ての株で増幅が起こった」ということが分かります。
実験2からは、添付したような制限酵素地図を描くことができます。
制限酵素の性質として、たとえばSal1という酵素は「GTCGAC」という配列を切断しますが、1塩基違いの「GTTGAC」という配列は切断しません。ですので、もしA株の領域PがSal1で切れるのに、B株の領域Pが切れなければ、その部分の1塩基(あるいは数塩基)が違うということが分かります。
実験3では、どの株がどの制限酵素で切れたかを調べることで、株同士の領域Pの細かな違いを見分けようとしていることになります。
このような説明で大丈夫でしょうか?
実験が具体的にイメージできるようになりました!😭
ありがとうございます🙇