✨ ベストアンサー ✨
having received her dowryは分詞構文という文法になるのですが、having+過去分詞 だから、完了形の分詞構文になっています。
分詞構文は、場合によっていろんな訳し方をします。
ですが、どのような意味を持っている場合も、分詞構文がくっついている前とか後ろとかの部分にかかるような役割があるのは共通しています。
たとえば典型的な訳でいうと
「[分詞構文]なので、〜だ」(分詞構文は[理由])
「[分詞構文]のとき、〜だった」([時])
「[分詞構文]なら、〜だろう」とかとか。([仮定])
あとは、先に文があってその後ろに分詞構文がつくときにありがちなのが、[付帯状況]と言って、先行する文に具体的な状況を付け加えるような分詞構文の使い方です。「〜な状態で、状況で、〜して」と訳すのが良いかもしれませんが、日本語に直しにくいものもあります。今回の文はこれです。
この文の場合、
分詞構文: having received her dowry
分詞構文がかかる部分:
The father accepted the charity and the oldest daughter got married.
(説明の都合上これを①とします。)
この文は、2つの文がandでつながっていますが、
A and B というとき、AとBが対等に重みがある場合と、Bの方に重点がある場合とがあります。
ここではB(1番上の娘が結婚した)に重点があると思います。
で、完了形の分詞構文は、
①の部分よりも分詞構文の内容の方が、時間的に先に起きていることを表すのです。
完了形の分詞構文は、分詞構文の内容の方が、分詞構文が修飾する部分より先に起こっていることを明確にする、そのために使います。
この文をきれいな日本語の1文に直すのはなかなか難しいですが、訳した日本語から意味を考えるんじゃなくて、英語を普通に左から右に読みながら、分詞構文の意味を踏まえれば、内容は理解できるはずです。
①の部分
父親が施しを受けて、1番上の娘が結婚した。
①を修飾する分詞構文(付帯状況+完了形)
[①が具体的にどういう状況かというと]、結婚する前に、娘の持参金を受け取った[ということだ]
という感じです。
この文に限らず
英語が一文だから日本語も一文にしないといけない、という縛りを設けてしまうと、結果的にうまく日本語にできない場合がありますね。
英語の持つ意味を正確に押さえることが1番大事なので、一文で訳しにくいものは、区切りのいいところで切りながら読むのが良いと思います。
文の流れ的には"娘が持参金を受け取って結婚した"という方がいいような気がしてしまって、、、
herが目的格だとするとreceive her dowryは第四文型と解釈することになるんですが、
①receiveが第四文型を取る用法をあまり聞かないし、
②ここでのdowryは数えられる名詞だと思うんですが無冠詞になっちゃうのでおかしいです。数えられる名詞は限定詞(ググってみてください)が必ずつくのが基本です。加算名詞で無冠詞単数は特殊な用法になります。
返信ありがとうございます。
なるほど🤔
理解出来ました!!
そうなのですね!
コメント有り難いです。
ありがとうございました。
> 文の流れ的には"娘が持参金を受け取って結婚した"という方がいいような気がしてしまって、、、
二つ指摘できることがあって、
まず一つ目
分詞構文の意味上の主語(誰がhaving receivedしたのか)は、基本は主節の主語に一致します。今回もそうです。
主節はA and Bとなっていて、Aの主語は父親、Bの主語は娘です。
父親が施しを受けたのだから、まず持参金を受け取るのは父親とも解釈できるし、もちろん最終的には娘が持参金を受け取るのだからそれでも間違っていない。
つまり、having recievedの意味上の主語は父親でも娘でも間違っていないと思います。
もう一つは、
そもそもその質問がなんで出るのかってことなのですが
それが先に解答したとおり
日本語の訳だとその方がスムーズだけど、
っていう話なんですよ
訳に頼らないで英文の意味それ自体をちゃんと分析する知識がない(質問者さんじゃなくて学校英語で教えないのが悪い)から、
日本語の訳がスムーズな方が正しいと思い込んでしまう
だから、日本語としてスムーズな方にどうしても流れてしまって、結果として元々の英語を正しく理解できなくなっちゃう
これ、本当にありがちすぎます。
訳に頼らないで英文の意味それ自体をちゃんと分析する
というのは
この分詞構文がそこにかかっていて、付帯状況の意味を持っていて、とかってすでに長々説明したことです。
主節のうしろに分詞構文が続く場合は、
①動作の連続(= 主節 and 分詞構文 って言ってるのと一緒。主節の動作の後に分詞構文の内容が連続して起こる)
②付帯状況
のほぼ2択です。
ここではhaving過去分詞なので、
そもそも主節より前に分詞構文の内容が起きてるので、動作の連続にならないです。
だから付帯状況です。
今回の質問の文の前のところで
「びんぼーなので持参金も支度できない」
って言っているんですよね。
それに続いて今回の文
主節:「施しをうけて結婚した」
と言ってるので、前の文とのつながりを考えて、付帯状況で説明を補って、「つまり結婚前する前に支度金を受け取ったってことですよ」と言ってるのだと思います。
返信ありがとうございます。
こんなに丁寧にありがとうございます!!!
分かりやすかったです。
そうなんですよね、、
英語としてではなく日本語に置き換えてしまうんですよね、、
またやってしまいました、、、
スマホのホーム画面に英語は英語!!と書いておきます!
付け足し嬉しいです。
ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
!!!
こんなにありがとうございます!!
とっても理解出来ました。
ちなみになのですが、herは目的格で訳すのはダメなのでしょうか?
またまた質問ごめんなさい、、