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中和と塩は関係あります。
酸と塩基の中和によって生じるものが塩ですから
そして、塩にも大きく3つの種類があります
強酸と弱塩基から生じる酸性塩
弱酸と強塩基から生じる塩基性塩
そして強さが同じ酸と塩基(弱酸と弱塩基、強酸と強塩基)から生じる正塩です
ちなみにこれらは電離度の違いによっておこります。
(この塩の分類に質問があればコメントお願い致します)
問題の解説です
3、4は分かるとのことなので1、2の解説です
まず、水酸化バリウムも水酸化カリウムも強塩基なのでほぼ完全に電離して水溶液中にOH-を生じます。
一方、実験1では塩酸、強酸、すなわちH+のほぼ全てが、
実験2では酢酸、弱酸、すなわちH+の1部が、
水溶液中に電離しています。
次に選択肢を見てみましょう
1番ではほぼ全てのH+とOH-が結合して水ができます。また、前述の通り強酸と強塩基の反応なので中和によって生じる塩は正塩です。
正塩は電離しても酸も塩基も生じません
2番では前述の通り一部のH+とOH-が結合して水ができます
このときの塩は酢酸カリウムです。
酢酸カリウムは水に溶かして電離させると酢酸イオンとカリウムイオンに分かれますが、酢酸イオンはイオンのままがいやなので直ぐに水のH+と結合して酢酸をつくります。残ったカリウムイオンは電離しやすいため、OH-と結合せず、電離したままになります。よって酢酸カリウムは水に溶かすと塩基性を示します。
これが酢酸と水酸化カリウムを中和させたときにもおこるので、実験2で中和によって生じた水溶液も塩基性を示します。
これより、解答番号①は中和によって正塩が生じるため中性を示すため、酸性は示さず誤り、解答番号②は中和によって酢酸カリウムという塩基性塩が生じるため塩基性を示すため、正しい
となります。
分かりにくい長文になってしまって申し訳こざいません