✨ ベストアンサー ✨
これは何かの長文の一節ですか?
だとすれば、
an appreciation (of the abstsact ideas that underpin cooperation)
このappreciationには不定冠詞anが付いていますから、この一節よりも後ろの部分で、このappreciationというのがどういうことかを説明するような文言や、具体例とか言い換えとかが出てくると思うんですよね。
それを読む中でappreciationやunderpinの意味を理解していけばよいと思います。
抽象名詞には冠詞がつかない、と文法の授業では習いますが、実際には抽象名詞にtheがついたりa/anがつくことはたくさんあります。
そういう場合、
theがつく抽象名詞は、すでに文中で説明したから筆者と読者との間で共通了解ができているはずの内容を指します。同じ単語じゃなくても、同じような内容は既に出てきているはずです。
a/anがつく抽象名詞は、まだ説明していない内容、これから初めて説明するから筆者と読者との間で了解がないような内容を指します。だから、こういう抽象名詞の場合は、その説明を補うような追加説明や具体例が後ろに書かれていたりすることがよくあります。
それがわかれば、appreciationが感謝以外に認識とか評価とかって意味があるって知らなくても、後ろの内容から類推することができます。ついでにof the abstsact ideas that underpin cooperation の部分もappreciationを修飾していますから、後ろの部分から同様に類推できるのでは。
訳せ じゃなくて、何をすることによってか? という設問なんですよね?
明らかにby determiningで「〜することによって」っていう部分があるのに、「訳せ」という設問じゃないってことは、訳せなくても解答できる可能性があるってことだとなんとなく思いました。
画像の文が長文の一節ならば、単なる訳出力を見るというよりは読解力を問う問題として、こういうのもあり得るかなと。
読んでないから知らんけど。
文章そのものから繋がりを考えるという発想がこれまでほとんどなかったため、とても参考になりました!
ありがとうございます( ; ; )!
写真のような長文の一節と、質問に該当する設問としては(1)でした。わかりにくい質問となってしまってすみませんでした🙇💦
どっかの国立大学の二次とかの問題ですかね。
さっき言ったことの答え合わせをすると
an appreciation of the abstsact ideas that underpin cooperation
an appreciationだから後ろに説明があるはず
というのは、
うしろの2文(第一段落の終わりまで)の内容がヒント
an appreciation of the abstsact ideasっていうのが、have a firm grasp of 〜concept …
understand and value the notions …
って言い換えられているとわかる、ということです。
でもこの問題だと、
by〜のところを訳せるのが、解答のプロセスとしては一番良さそうですね。appreciation(appreciate)の意味はこのレベルを受ける受験生はわかっててもいいと思います。
underpinはたしかによくわかんないかもしれないですね。
これが動詞で、that underpin cooperationが関係代名詞のまとまりかもしれない、とわかればappreciationと同じように言い換えを探すことができます。
丁寧にありがとうございます!
一単語に対し様々な意味を覚えておくことができておらず、
今回で言えば、appreciate=感謝する
のようにその意味しか選択肢がないといった状況が起きていたので、もっと色々な意味を覚えていく意識を持ちたいと思います。
あとは、わからない語句が出てきた時に、言い換え表現を探してみることも、練習していきたいと思います。
ありがとうございます🙇
appreciationを「感謝」としか訳を覚えていなかったとしても、言い換えてる部分を見つけられて、そっちの意味を理解できれば、そっちで理解してしまって良いのです。
今回の場合、ありがちなのが
appreciate = understand and value the notions だとわかった。でもappreciateは「感謝する」のはず…。あれ、おかしいぞ。
と不安になってしまうパターンです。
単語帳の訳なんていうものは、ただの結果論でしかありません。こういうふうに訳すとうまくいく場合が多い、という成功例を本にしているだけです。
appreciate=感謝する と完全一致するわけではないのです。実際appreciationは感謝以外にもいろいろな意味になると言いましたが、英語だと同じappreciationという一語で表せる状況でも、日本語だと違う言葉を使い分けるということです。
これはあらゆる単語がそうです。英語と日本語は完全に違う言語なので、単語レベルで一対一で対応できるわけがないのです。たまたま翻訳家が過去に訳してうまくいった事例をチェックしまくって本にしているだけです。辞書の日本語訳も基本的に同じで、だから、英単語の意味を知りたかったら英和じゃなくて英英辞典を引きなさいって指導する先生がいたりするんです。
だから、もし覚えている訳と、文中の言い換えなどから推測できる意味にズレを感じたら、文中から推測した自分の判断を信用するというのが大事です。それが躊躇なくできるような自分の読解力・判断力を磨くべしです。
長くてごめんなさい返信不要です
ついでなので
もう一つのポイントは、
語順や文の形から、
品詞や、単語の意味のつながりを
おさえていくということです。
単語の意味がわからなくても、品詞を特定することはできます。
例えばappreciationの意味がわからなくても、anがついているから名詞だろうということまではわかりますよね。
さらに-tionというのが末尾につく単語(接尾辞といいます)は、起源をたどると動詞を名詞化したものが多いです。informationとかconstructionとか additionとか。今回の文のcooperationもそうですよね。
抽象名詞というのは、動詞や形容詞を名詞化したものです。元の動詞や形容詞の意味がわかれば「〜すること」「〜したもの」という風にすればその抽象名詞の意味になります。
ですから
appreciationの意味がわからなくても、appreciateっていうのが動詞なのかなと考えて、
ひとまずappreciationを「appreciateすること[もの]」とかって仮置きして訳していくと、文構造を確認するときとかに、取り扱いが楽になります。
それで、
an appreciation of the abstsact ideas that underpin cooperation
この部分のthat underpin cooperationの意味がわからなくても
an appreciation of the abstsact ideas
ここの部分は
①「the abstract ideas を appreciateすること」
もしくは
②「the abstract ideas が appreciate すること」
のどちらかになります。
実際に訳す際は「〜の…」って訳しても構わないんですけど、
抽象名詞の後ろのofは「①目的格のof」「②主格のof」と言ってappreciationを動詞appreciateに直したときの目的語もしくは主語を、ofの後ろの名詞が表しています。
appreciateが他動詞ならば、①目的格のofである可能性が高いはずです。②の主格のofの可能性もなくはないけど。
自動詞や形容詞が起源にある抽象名詞の場合は、目的語はありませんから、主格のofで訳すと良いでしょう。
ここら辺のことは、文法の分厚いテキストで「名詞構文」を索引で調べてみてください。
ここまでわかると
appreciationというのは、
「抽象的な考え「を」or「が」、何かすること」
ということまで特定できますから、後ろの部分から類推するにしてもかなり読解しやすくなるはずです。
そういうふうに、
単語の訳がわからなくても、語順から文法的関係や意味の繋がりを考える方法もたくさんあります。