生物
高校生
解決済み

問4に関して質問です。

草本Aはハエ類が受粉を担っており、草本Bはハチ類とありますが、どうして草本Bがハエ類とは受粉を行わないと言えるのかがわかりません。
2013年の果実形成率の差(単純に受粉の回数を考えれば良いのではなく、個体による果実形成率の違いは存在すると思いますが)や、ハエ類・ハチ類ともに草本Bの受粉が可能と仮定したときにそれぞれとの受粉の割合が明らかでないことを考慮すると、
草本Bはどちらによる受粉でも果実を形成できるが、大部分をハチ類が担っていたために、開花期間のずれに対してハチ類の活動期間は変化しなかったことにより果実形成率が大きく低下してしまった。
と言えるのではないかと考えました。
どの部分が間違っているか教えていただきたいです。

100 1 LA TURI 調 109. バイオーム ① 二酸化炭素やメタンなどの(ア)ガスの 濃度上昇が原因となっている地球温暖化が, 高山帯に生育する植物に与える影響を調べる ため、 2つの野外調査を行った。 高山帯まで の登山道では垂直分布を観察することができ, 低地帯の人工林から, ブナやミズナラが優占 する(イ)林となり、 次第に亜高山帯の (ウ) 林へ移行した。 まず, 温暖化によっ てハイマツの分布範囲に変化があるかどうか を調べるため,標高ごとにハイマツの樹齢を 調べた (図1)。 また, 温暖化によって, 昆虫 との関係を通して植物の果実生産に変化があ るかどうかを調べるため, 昆虫が花粉を媒介 する草本2種 (A, B) の果実形成率 (花の数 に対する成熟果実の数の割合) と開花期間, および昆虫の活動期間を2年間調べた (図2 と図3)。 な 計算 次の文章を読み、 下の各問いに答えよ。 平均樹齢 ( 年) 100 果実形成率(%) 80 60 40 20 0 2500 2540 2580 標高(m) 図1 標高とハイマツの平均樹齢の関係 60 □ 2013 2014 40 % 20 11 0 草本 A 草本 B 図2 草本2種の果実形成率 5月 6月 7月 間 草本 B 問1. (ア)~ (ウ) に当てはまる適語を答えよ。 問2. 図1の結果から, ハイマツの分布範囲 月平均気温 (℃) は平均するとどれくらいの速度で上昇して 2013年 2014年 いると考えられるか。 式とともに示せ。 問 3. 現在ハイマツが2680mまで分布して開草本 A おり,それより高い部分には草本Cが分布 していた。 草本Cはハイマツの下では生育 できないことが分かっている。 この山の標 高を2752m とすると, ハイマツの分布範 囲の上昇が草本Cに与える影響を,その理 由とともに130字以内で記せ。 なお, ハイ マツの分布範囲の上昇速度は現在と同じで, ハイマツは地形の局所的な違いによらず山 全体を覆うように生育できるものとする。 問4.図2と図3の結果から考察される, 草本Bの果実形成率が変化し, 草本Aの果実形 成率が変化しなかった理由を200字以内で説明せよ。 草本AとBの2種では、自個体の 花粉でも他個体の花粉でも果実形成率は同じである。 ( 15. 名古屋大改題) ヒント 間4. ハチ類とハエ類の活動期間の変化の有無に注目し, それぞれがどの草本の受粉を担っているかを 考える。 ハチ類の 活動期間 ハエ類の 活動期間 2620 3.2 7.3 2660 6.9 9.1 PAL 12.0 14.6 2013 2014 図3:5~7月の月平均気温, 草本2種の および昆虫の活動期間 開花期間,
間4.各草本の開花期間と各昆虫の活動期間の重なりから,草本Aはハエ類が,草 本Bはハチ類が受粉を担っていると考えられる。 草本Bは年により開花期間が異 なっているが,ハチ類は年により活動期間が変わらないため, 草本Bの開花とハ チ類の活動が重なる期間が短くなり2014年の果実形成率が下がった。一方,草本 Aの開花とハエ類の活動の期間は両年ともほぼ重なるため, 草本Aの果実形成率 は変化しなかった。 (189字) 解法のポイント 問2. 図1より, ハイマツは標高差 (2660-2540) 120m を (90-10) 80年の時 間をかけて分布域を広げたことがわかる。 問3. ハイマツの分布範囲の上昇により草本Cの生育範囲は狭まる。 重要なのはハ イマツが山頂に達し, 草本Cの生育場所が失われるのがいつかということである。 それは,次式で求めることができる。 (2752-2680)÷1.5=48(年後) 問4.2013年に対し2014年は気温が高かったため,各草本の開花期間が半月から一 月ほど早まっていると考えられる。 また, ハチ類の活動期間は変化しないがハエ 類の活動期間は草本A・Bと同様に早まっている。 2014年に草本Bの果実形成率 が低下しているのは受粉ができなかったためで, 開花と昆虫の活動が重なる期間 が短かったものと推測できる。 よって, 草本Bの花粉を媒介しているのはハチ類 であることがわかる。 2013年と2014年に草本Aの果実形成率が変わらないのは, 両年とも開花期間と昆虫が活動する期間がほぼ重なっていたからである。 よって, 草本Aの花粉を媒介しているのはハエ類であることがわかる。
植生 バイオーム 生物基礎

回答

✨ ベストアンサー ✨

_草木の(雌しべ)に対する、昆虫が蜜を吸う行動の数回の比率に対する考え方が間違っています。1つの雌しべに対して、受精は胚の数しか起こりませんが、それに対して昆虫がその雌しべに対して蜜を吸う高度は、数十から数百倍です。ですから、蜂もハエも蜜を吸いに来ていて、ある年は片方来なかったとしても、それなりに殆どの雌しべは受精します。、 さんの仮定では、草木Bの果実形成率が大きく低下することはないです。

_しかし、説明に疑問を持ち、仮定を組み立てる姿勢は素晴らしいものです。
_受精を媒介する昆虫が極端に少ない特殊な状況があれば、、 さんの立てた仮定の様な状況が生じるかもしれません。

とてもよくわかりました!🙇
ありがとうございます😭

ぺんぎん

_既にお気付きの様に、高度→行動、の打ち間違いです。

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