国語
中学生

それが示す内容を10字以内で書かなきゃいけないのですが、わからないので教えてください。

練習問題 1 次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。 創造性ということが、最近では特に高く評価されるようである。せっ かく、この世に生まれてきたのだから、何か新しいことを創り出したい。 大人になるということも、何かそのような新しい何ものかを、人間の世 界にもたらそうとすることだと言えるかも知れない。しかし、「創造する」 といっても発明や発見をしたりとか、偉大な芸術作品をつくり出すこと 5 のみをいっているのではない。現代人にとってモデルは無いといったが、 モデルの無いところで、自分なりの生き方を探ることは、すなわち、創 造ではないだろうか。つまり、われわれの人生そのものが、ひとつの創 造過程である、というわけである。 おもえが じゅうそく 創造するためにはイマジネーションが必要である。 あれかこれかと心 に想い描くことによって、われわれは新しくできあがってくるものの可 能性を探ることができる。 しかし、それは単なる願望充足の空想であっ ては駄目である。創造につながるイマジネーションと、すぐに消えさっ てしまう空想の差は、そこに費やされる心的エネルギー量の差によって 示される。前者の場合は、相当な心的エネルギーを必要とするのである。 15 もっとも、この両者は判然とは区別し難く、後者のはかない空想が前者 の方へと創造的に高められてゆくときもある。 つい B かつ 県青年期は特にイマジネーションに満ちている時期である。これはいっ 思いどうしてだろうか。イマジネーションの枯渇が多くの青年を「しら け」に追いやっている。しかし、実際には、青年のイマジネーションは、2 はなかろうか。しかも、モデルが無い時 代なのだから、自分のイマジネーションをはたらかすのには、まったく おあつらえむきの時代といえる。 ひんこん むしろ貧困であるというべきで 大人というものは、そのなかに子どもっぽさを残している人だ、とい りにはいえないだろうか。 ジネーション=想像力。 (河合隼雄「大人になることのむずかしさ」) 問五 がんぐ あた 青年のイマジネーションを枯渇させる、ひとつの原因として物質的な 豊かさがあげられるのではなかろうか。 親が子どもに与える玩具を見る 2 と、それがよく解るだろう。(中略) せん 親の与える高価な玩具の多さは、一種の公害のようなものである。子 どものこころの内部に自然に存在しているイマジネーションの宝庫をそ れは汚染してゆくのである。 玩具だけではなく、外部から与えられる情 報量の多さも、イマジネーションのはたらきを鈍くさせるのに役立って 30 いるように思う。それに、子どもたちは何と多くのおきまりの知識を覚 えねばならないことか。 子どもは外から与えられ、外からつめこまれる ものが多すぎて、彼の内からの としてのイマジネーションをキャ ッチする力を失ってしまうのである。このことを、物質的に豊かな時代 に生きる親たちは、よく心得ておかねばならない。 ていたい イマジネーションは創造の源泉であるが、それは子どもっぽいことと して価値をおかない人もある。しかし、その「子どもっぽいこと」こそ が創造の源泉となるのである。ここで、大人と子どもを対比してもう一 度考え直してみると、子どもの不安定さに対して、大人の安定性をあま りにも強調するとき、その安定は停滞にもつながるといえるだろう。つ まり、毎日毎日きまりきったことを繰り返すだけになってしまって、そ れを大人と考えるならば、それはまったくつまらないことになってしま う。 大人をそのようにとらえる人は、「大人にはなりたくない」と考える こともあろう。確かに、大人と子どもをそのように単純に分類してしま えば、大人になりたくない子どもがあっても当然である。 145 しかしながら、今まで述べてきたように、創造過程を歩むものとして の大人を考えるときは、事態はそれほど単純ではない。このことは、真 下にあてはまる言葉として最も適当なものを 記号で答えなさい。 芸術 安定 ら選 情報 w 問四 わか 中 にぶ
現実的 空想の世界を夢見ているも のにすぎないと考えるから。 イマジネーションは、成長過程にある子どもにだけ必要で、大 人には必要ないと考えるから。 ウ イマジネーションは、おしきせの知識などに汚染されており、 じゅんすい 純粋な創造にはつながらないと考えるから。 エイマジネーションは、安定性をもった大人の創造力を停滞させ てしまうものだと考えるから。 問六線④「それ」が指す内容を五字以上十字以内で書きなさい。 10 問七——線⑤「真の大人」とありますが、筆者はどういう人を「真の 大人」だと考えていますか。 最も適当なものを次のうちから選び、 記号で答えなさい。 ア 常識にとらわれることなく、利己的に生きている人。 イ 常に自己の成長や発展などを追求して生きている人。 (1) ウ 人間社会から目をそむけ空想の世界に生きている人。 エ 停滞を好まず、 しく A しな 公害 を次 しもの ていく た他の 百 5
国語 中学3年

回答

長文によくありがちな「それ」とか「その」とかばっかりで段々内容がふわふわしていくタイプの文章ですね。
「それはまったくつまらないことになってしまう。」こういった文章で内容をまとめている文章があるときは大体その段落の話の内容を指していることがほとんどです。
この段落では「大人」と「子ども」の対比を行っていており、イマジネーションという言葉を「子ども」側の言葉として置くことから始まっています。

「それ」という5~10文字の言葉は近くに書かれていて、名刺として使われている言葉として探してみると、
まずは「イマジネーション」「創造の源泉」「子どもっぽいこと」「子どもの不安定さ」「大人の安定性」あたりが挙げられますかね
つまらなくなってしまうということから「大人」側の言葉として判別していってあげると、
「イマジネーション」=「創造の源泉」=「子どもっぽいこと」とつながっていることから「大人」側の言葉ではない
「子どもの不安定さ」は明らかに子供側
消去法で「大人の安定性」となる感じかな

間違っていたらごめんなさい

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