化学
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解決済み

ビウレット反応の原理について学習を進めています。
トリペプチド以上のポリペプチドが、なぜアルカリ性溶液中で銅イオン(Ⅱ)と錯体を形成するのかという原理があまり理解できません。
文献には「低いpHでは末端アミノ基とそれに隣接するペプチドが金属イオンに配位しており、pHが高くなると、ペプチド期は末端アミノ基に近い部分より始まって順次、H+を解離してCu2+イオンに配位する」とありましたが、これをもう少し分かりやすい説明にしていただきたいです。おそらくこの文が言っていることがわかると、自分レベルでも理解できるんじゃないか、と思いまして、、
また、タンパク質の種類により呈色した色が微妙に異なるのは、吸光係数が異なるから、と考えましたが吸光度という言葉は学習済みなのですが、吸光度となると???となってしまいました。

回答

✨ ベストアンサー ✨

ポリペプチドはアミノ酸がペプチド結合して繋がっているものですので、ーNH2のアミノ基をもっています。(等電点を基準にして)pHが小さい酸性側だとーNH3+になり、pHが大きい塩基性側だとーNH2になります。ーNH2は非共有電子対をもっているのでそれが銅に配位するという意味だと思われます。
吸光度はどれだけ光を吸収するかという指針ですが、ベンゼン環など共役系の置換基をもっていると可視光領域での吸光があったはずです。π共役系は可視光領域での吸光についてはπーπ*またはnーπ*遷移と呼ばれるものが原因です。また確認してわからなければおっしゃってください^^

おいも

分かりやすく解説していただきありがとうございます!!
大変助かりました!!

マナタロウ

アミノ酸1分子ではビウレット反応を示さないので、アミノ基が銅に配位するだけでは少し足りないのではないかと思い、気になったので少し調べてみたのですが、アミド結合の部分のNも配位するようですね^^
私も勉強になりました。ありがとうございます!

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