国語
中学生
写真についている問題について教えてもらいたいです。
おねがいします!
が終わったら
次の文章を読んで、問いに答えなさい。
お祖父ちゃんはベッドの上に仰向きに寝ていた。目を閉じた顔
は別人のようだった。白いヒゲが生えているせいだろうか。
「お祖父ちゃん子ですよ」
ママが声をかけても身じろぎ一つしない。目も閉じたままだ。
女子はそっとベッドに近づいて、耳もとに口を寄せた。
「ねぇ、お祖父ちゃん。あたしよ」
すると、かすかに反応があった。 緑がびくりと動いたのだ。 文
子は嬉しくなって。
「ねぇ、お祖父ちゃん。 起きて」
少し大きな声を出すと、また絵が動いて、わずかに目が開いた。
そばでママがびっくりしたように吐息をついた。
「あら、目がさめたようだわ」
女子はすかさずお祖父ちゃんの目の前に顔を近づけて、もっと
大きな声を出した。
「お祖父ちゃん。あたし、分かる?」
毛布が動いて、お祖父ちゃんがゆっくりと手を出した。 その手
をとるとかさかさの骨ばった指が思いがけないほど強く握って
きた。同時に、ほとんど聞きとれないほどの声で言った。
『しずえ、しずえ」
文子は、お祖父ちゃんの手を揺すった。
「あたし、文よ。
分かんないの?」
しかし、お祖父ちゃんは、しきりに同じ言葉を繰り返した。 や
が、その手の力が消えて、また眠りに入ってしまった。お祖父
ちゃんの口から出たのは、女の人の名前らしい。しかし、どこの
だれなのか、ママも知らないそうだ。
病院から帰宅したあとも、文子はなんとなくすっきりしない思
「しずえ」と確かに言ったのかい?」
そのことを話すと、ババは驚いたように聞き返した。 目のまわ
「それは、・・・・・パパのお姉さんだよ」
静江という名前のお姉さんは、およそ五十年前に、空襲で爆弾
にやられて焼け死んだ。そのとき七歳だったそうだ。
「パパは戦争が終わってから産まれたので、そのお姉さんを知ら
ないんだ。・・・・・だけど、お祖父ちゃんの胸のなかにはまだ生き
や爆弾については、文子にはよく分からなかった。 しかし、
お祖父ちゃんの胸のなかに生きている静江という七歳の女の子の
は、なんとなく親しく感じられた。
「その子って、あたしの伯母さんなのね」
お祖父ちゃんの手にこめられた強い力をふいに思いだした。
こんど握られたら、ちゃんと握り返してあげるわね。
内海「だれもが子供だったころ」 「お見舞い」より)
(一九四一~一九のことを
る
れた心情を捉える。
ことに驚く
なかには、まだ生き
らなかった。しかし、6心 ⑤ 「ちゃんと握り返してあげるわね。」には、文子のどんな
いう七歳の女の子の
気持ちが込められているか。 「お祖父ちゃん」と「静江」という二語
を使って、「……という気持ち。」という形で、四十字以上五十字以内
で考えて書きなさい。
U-ON 53
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