手元に教材がないので、考え方を書きます。
①「わたし」の気持ちを探る
この話では指の仕草を使う場面がよく出てきます。
では、「両手の人差し指を〜」の仕草をしている場面は、どこにあったでしょうか? いくつあったでしょうか? 一度探してみてください。
見つかったら、その前後を読んでみて、この仕草がどういう気持ちの時にされているのかを考えてみてください。気持ちがわからなかったら、喜怒哀楽で当てはめるとどれか考えてみましょう。
元々ルロイ修道士の仕草ではありました。
ただ、「わたし」が同じ仕草をしているということは、そのクセがうつったということです。クセがうつったということは、「同じ気持ちの時に同じ仕草をしてしまう」ということになります。
この辺りを考慮して、人差し指の仕草がどういった気持ちの時に使われているか考えてみてください。
②なぜその気持ちになったのかを探る
仕草が示す気持ちの内容がわかったら、次は理由です。なぜその仕草をしたのかを考えます。
小説で「なぜ」と聞かれたら、まずその場面を見ます。
今回の場合、「両手の人差し指を〜」の仕草をしている場面は、「自分と会った時(みんなと会っていた時)には、身体中腫瘍まみれになっていたことを、葬式で聞いた」時です。
先程①で考えた気持ちと合わせると、なぜ「わたし」が「両手の人差し指を〜」の仕草をしたのか見えてくると思います。
③ルロイ修道士への気持ちを、手紙形式で書く
上の①と②ができたら、もう書けると思います。
こういうタイプの課題は基本的に自由に書いていいと思いますので、「「わたし」がルロイ修道士に言いたそうなこと」を自由に書いてみてください。