回りくどい説明でごめんなさい。
【目的語は動作の対象を表すので、「〜を」と訳す場合が多い】
…この説明は正しい説明です。
でも、
【「〜を」が目的語だ】
…この説明はダメなんです。
なぜかというと、
目的語は動作の対象
日本語では動作の対象を「〜を」と表す
というのは間違ってないんですけど、
どういう動詞が目的語を持つか
は日本語と英語では同じじゃないんです。
日本語と英語は一対一で対応しているわけじゃないんです。中学くらいまでは、勉強し易いように一対一で対応している文ばかり出てくるから、つい勘違いしてしまうんですけどね。
今回の場合
「〜を卒業する」という場合、graduateは日本語だと「〜を」というから目的語ありそうだけど、英語では前置詞fromを伴う
と覚えとくしかないです。
ちなみに逆のパターンもあります。
「〜に似ている」という日本語を英語にすると
look like〜 などともいいますが、
一語の他動詞でresemble とも言います。
resembleは目的語がありますが「【〜を】似ている」とはいいませんし、「【〜に】似ている」というからと言ってresemble to〜 ともしません。
動詞の語法 と言うのですが、
動詞が後ろにどのような形をとるのか は
その動詞の意味と一緒に覚えるの必須です。
だから単語というよりは例文を頭に入れるべきです。