兵法 は 戦術 でも合ってると思います。
兵法という言葉の方がもっと広いものを指すような感じかもしれないです。the art of warを「戦術」と訳すのは自然だと思うし、それをあえて「兵法」と訳す理由は特に見つかりません。だから気にしなくて良いと思います。
文全体の意味について
both of which, significantly, maintain complex social organizations.
この部分は、カンマ+関係代名詞(関係代名詞の継続用法)で、ここの文脈ではあくまで「付け加え」なので、これを抜くともう少し言いたいことが見えてきます。
①「2つの種しか兵法[戦術]を行使しないーその2種とは、ヒトとアリである。」
②「これは、ヒトとアリのみが自分自身の種の殺戮に携わる、ということではない」
「これ」this は、①の内容を受けています。
ヒトとアリ以外にもいろんな動物が、お互いに殺し合ったりするけど、ただ闇雲に殺すんじゃなくて、何かしらの戦術を用いて殺し合いするのはヒトとアリだけだ。
という感じに読めます。
付け加えの部分は
③「ヒトとアリの両方が、重要なことに、複雑な社会組織を維持している」
闇雲に殺しあうんじゃなくて「戦術を用いること」というのは、言い換えれば作戦を立てるということなので、
日頃から「複雑な社会組織」を持っているヒトとアリだけができることなんだ、
と、そこまでハッキリは言ってませんが、
そんな感じのことが言いたそうな感じで読めます。
長い文章の中の一部を取ってきていると思うのですが、this does not〜 で終わってしまっているので、文脈が把握しにくいですね。
普通は「〜ではない」ときたら、じゃあ何なのか が明確に書かれるところがあることが多いので
この文章のさらにつづきの部分を読むと言いたいことがはっきりするはずです。