なんかのお知らせのeメールがきて
このメールは〜ということをお知らせする(ための)ものです
っていう書き出しでよく使われる文章ですよね。
(ための)って補いましたけど、to不定詞の部分は解釈するなら目的を表す副詞的用法でいいと思います。第一文型になりますから、be動詞は「ある・いる・存在する」というような意味になります。
「このeメールは、〜するために、存在する」が直訳です。
メールの文面としてありがちな書き方だから、
現在形で書いたとしても通じないことはないんじゃないかと思いますが、to不定詞にした方が文法的には良いかなと思います。
理由は、
①
現在形は「一般的・普遍的」なことを表すので、
主語の部分も【〜というものは】と言えるような普遍的な事柄が入るか、もしくは個別具体的なのものが主語でも、繰り返し行われる動作じゃないと合わない。
「このメールが、お知らせする」というのは、メールの中でも「このメール」って個別の主語が、そのとき限りの「お知らせする」内容を説明するものなので、現在形とはマッチしません。
②
to不定詞は、名詞/形容詞/副詞 いずれの用法でも「これから行おうとする行為」を表すんです。
この文は解釈するなら副詞的用法で目的を表しますけど、言外に含む意味としては、「これからする行為によって、最終的に何がなされるか(目的)」を表しているんです。
だからメールの書き出しでつかって
【これからこのメールで〜ということをお知らせしますよ】
という使い方をする文面として適切なわけです。