ゴールから遡って考えます。
【図ア】
辺BCに平行な直線FGを引くので、直線FGの位置がどこであっても、
とりあえず△AFGと△ABCは相似になります。
相似な関係にある2つの平面図形の相似比がa:bの場合、面積比はa²:b²になるという性質があるので、面積比がa:bの場合、辺の比は√a:√b になります。
面積比△AFG:△ABC=1:2 なので
辺の比は √1:√2=1:√2 です。
【図イ】
次に、AF:AB=1:√2 になるように、どうやって点Fの場所を求めるか考えます。
そこで、直角二等辺三角形の辺の比 1:1:√2 を用いることにします。
直角二等辺三角形△ABQを作図できれば、AQ:BQ:AB=1:1:√2 になるわけです。
【図ウ】
AQ:AB=1:√2なので、AF=AQであれば、AF:AB=1:√2 になります。
△AFGは二等辺三角形ですから、AF=AG=AQになります。
AQを半径として円を描けば、AB,ACとのそれぞれの交点が点F,点Gになります。
【図エ】
では次に、直角二等辺三角形△ABQをどうやって作図するか考えます。
直角二等辺三角形は頂点から斜辺に垂直二等分線を引けば、さらに直角二等辺三角形2つに分けられるので、まずABに対する垂直二等分線を引き、その交点Pを中心として円を描き、垂直二等分線との交点をQとおけば、PA=PB=PQになり、直角二等辺三角形△ABQの完成となります。