日本史
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第一次世界大戦後の原内閣の外交についてで
北京政府と南方革命派との妥協による中国の自主的統一を支持(北京政府に加担はしないが北京政府を応援したい)と習ったのですが、
なぜ北京政府を応援したいのかわかりませんでした。

どなたか教えていただきたいです。

回答

✨ ベストアンサー ✨

北京政府を支持するということについては、私の手元の資料などからは確認できませんでした。なので本当はここで答えることはできないのですが、私なりの考えを書いておこうと思います。
原敬内閣の時期は、外交政策について国際協調外交へと転換した時期と捉える必要があります。日本は、袁世凱政権に二十一カ条の要求を突きつけ、その袁政権をうけついた段祺瑞政権には巨額の借款を与えて、日本の権益確保を狙うなど、これまでの外交政策は、中国の国内対立を利用して日本の権益拡大をはかるものでした。これはナショナリズムが高まっていな中国の人々を刺激し、反日感情を高めてしまいましたし、中国に権益をもつイギリスや中国での自由貿易の拡大を目指すアメリカとの関係を悪化させるものでもありました。そこで、原敬内閣は、中国への内政不干渉の立場をとることで、米英との協調をはかります。
このことから考えると、原敬は中国が自主的統一をはかることを見守る立場をとったと考えるだけでいいのではないでしょうか。

軍部としては満州権益を維持するためには張作霖軍閥との関係が重要になりますから、それが理由で北京政府との関係を重視したとは言えるのですが、それが原敬もそう考えていたのかまでは確認できません。
答えにはなっていないかもしれませんが、一応書いておきます。

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