図は気象庁のHPからの引用です。2021年4月のある日と、2019年8月のある日の天気図です。
春の天気図は、大陸からの移動性高気圧と温帯低気圧が日本列島を交互に東進し、雨と晴れの天気が周期的に入れ替わるのが特徴です。春の始めの頃は、大陸からの強い寒気が入れば雪になることもありますが、次第に南寄りの暖かい空気が優勢になり、体感的に最も過ごしやすくなる時期といえるでしょう。黄砂が多いのもこの時期です。
夏の天気図は太平洋高気圧が日本列島を広く覆い、夏の暑さをもたらします。全国的に晴れますが、上空に強い寒気が入れば大気の状態が不安定となって積乱雲が発達し、一時的に強い雨になる事もあります。大陸からのチベット高気圧が張り出してくると「クジラの尾形」なる等圧線の形状が見られる事があり、殺人的な猛暑をもたらすため非常に危険なクジラです。
福岡気象台のHPにクジラのコラムがあるので、参考にどうぞ。
https://www.jma-net.go.jp/fukuoka/kaiyo/tenkou_column2.html
