国語
中学生

国語のおすすめの勉強方法ってありますか?

回答

ㅤ3教科(英語・数学・国語)の中で、勉強を後まわしにされてしまいがちな国語ですが、実は、真っ先にとりかかって身につけるべき科目です!例えば、数学の問題を読み解く際に、英語の和訳をする際に、国語の力がないために失点することが多々あります。国語は全ての教科を読み解くための礎であり、新しい知識を蓄えるために不可欠なものですね!

1. 漢字

漢字を1つずつ暗記するのではなく、部首ごとにまとめるなどグループ分けをして覚えるのが基本です。また、「漢字の法則」を知っておくと格段に覚えるのが楽になり、知らない漢字でも法則を使えば読み方を推測することができるようになります。漢字の90%を占める形声文字は、意味を表す文字と読みを表す文字を組み合わせてできています。例えば、「晴」「清」「請」はいずれも「青」が読みを表していて、音読みはすべて「セイ」となります。

また、熟語についても法則があります。例えば、「『鼓舞』の読み方を書きなさい」という問題で、「こまい」と書いてしまう中学生は多いと思いますが、「熟語は音読み+音読み」という法則さえ知っていれば、「舞」を訓読みである「まい」とは読みません。「舞」の音読みが出てこなければ、「舞」を使う別の熟語を考えてみます。「舞台」が思い付けば、音読みは「ぶ」であることがわかり、「こぶ」と答えられるのです。

2. 文法問題

文法は、各品詞を整理し、それぞれの特徴を理解し、必要な知識を暗記してから演習に臨みましょう。その知識がないままで、どれほど演習を繰り返しても身につきません。例えば、「次の文章の主語を選びなさい」という問題で、「日本語は主語になる助詞が決まっている」ことを知っていて、「は、が、も、こそ、さえ、すら、しか、だって、だけ、でも」を覚えていれば、簡単かつ素早く主語を抜き出すことができます。

3. 長文読解

文学的文章(小説文・随筆文)

「読む」と「読み解く」では、大きく異なります。ただ字面を追って読むのではなく、読んでいる内容を理解し、「いつ・どこで・誰が」という「時間・場所・人物」の情景がイメージ画像として頭の中に浮かぶのが読み解くということです。イメージが浮かぶきっかけになる言葉はそれぞれ異なるでしょう。

説明的文章(説明文・論説文)

前後のつながりを常に意識し、今読んでいる箇所が何について説明しているのか、前に掲げた意見の根拠を述べているのか、次につなげるための文章なのか、などを理解しながら読み進めることが大切です。勉強法としては、文章を一気に最後まで読むのではなく、段落ごとにその文章の意図を明確にしてから次へと読み進めることです。

4. 作文や小論文

書くのが苦手であっても、最低限のパターンを身につければ書けるようになります。例えば、記述問題で「主人公の心情を30文字以内で答えろ」と問われて何も書けないのは、文章は何となく読めていても、何を求められていて、何を書けば正答なのか見当もつかない状態だからです。書いて答えるためには、問題の意図を読み解く力も必要になります。「○○とは、どういうことですか」という問題が出たとして、「どういうこと」を説明するのですから、これは「言い換えの問題」であることがわかります。「言い換えの問題」=「傍線文の不明点を直す」=「抽象的な言葉や難解な例えをわかりやすい言葉に置き換える」というのが問題の意図であることがわかり、その演習を普段からやっていれば、どの部分をどのように直すのが正解なのかが見えてきます。

5. 古文・漢文などの古典

定期テストで取り上げられる『竹取物語』『枕草子』『平家物語』『おくの細道』『万葉集』『古今和歌集』『新古今和歌集』などは、教科書に載っている部分の原文の暗唱が基本です。可能であれば訳も暗記してしまいましょう。その後、原文と訳を照らし合わせながら読んでいくと理解が深まります。

漢文

レ点、一・二点などの組み替えルールを覚えてしまえば、原文は読めるはずです。あとは読解力を鍛える要領で、内容を読み解く演習をしていきましょう。

ありがとうございます!これを参考に勉強を頑張ります。

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