理科
中学生

晴れの日は気圧が高く、雨の日は気圧が低くなるのはなぜでしょう?暗記しろ、ということでしたら、回答はしなくていいです。

回答

考え方としては、「晴れだから気圧が高い」のではなく、「気圧が高いから晴れる」のです。

気圧が高いところは空気の層の厚いところです。
地上の空気は気圧の高いところから気圧の低いところへ流れますが、高気圧圏内では下降気流になります。

空気中に含むことのできる水蒸気の量(飽和水蒸気量)は気温が高いほど多いですが、空の上より地上の方が気温が高いので、空の上から降りてきた空気も暖められ、雲は消えてしまいます。

つまり気圧の高いところでは、下降気流があるため、飽和水蒸気量の増加により、相対的に空気が乾燥して晴れるのです。

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晴れの日には、雨の日とは違い、高気圧が気圧の変化に影響してくる場合があります。

春~秋頃、青空の多い晴れた日は日中に気温がより高くなりますよね。

このような日は太陽の日差しによって地面付近の空気が暖まり、その空気が上昇し続けることで上昇気流が発生します。この上昇気流を補うように、地表付近の空気(風)が集まります。上昇気流の発生により、地面付近の気圧が一時的に下がる、つまりこれが、晴れの日でも気圧が下がる原因というわけです。

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