国語
中学生
この問題の解き方を教えて頂きたいです🙇🏻♀️
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次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。
く東京線)
米 れき
110世紀後半に科学が非常に速いスピードで進んだために、さまざまな軌幌が生
|じてきた。生活スタイルも、社会の構造も、科学の発達のために、大きく変わって
きている。変化のスピードは人類がこれまでに経験してきたものと比較にはならな
い。長い地球上の生命の歴史の本の、最後のページの最終行に登場してきた人類で
あるのに、過去五0年あまり、 六五日の歴史の中の0.四秒あまりの短い間に、
われわれは地球環境を変え、他の生物との関係も人間同士の関係も変えつつある。
それには、当然ながら、光の部分も陰の部分もある。ある方向に科学が進歩してし
まったら、昔はそうではなかったといったところでどうにもならない。現状を認識
し、そこからどうしていくのかを考えなければならない。。
二〇世紀後半は科学にとって「知の爆発」の時代であった。生命科学の分野にお
いては、二一世紀もそれは続くであろう。しかし、私たちはいま、科学のもたらす
新しい知識や発見、成果をどのように生かし、コントロールしていくかを問われる
時代を迎えている。
知の活用の仕方をコントロールするには、知恵が必要である。科学の発達がわれ
われにもたらす光の部分と陰の部分を考え、地域の文化·伝統·環境·経済を大切
にすると同時に、グローバルな視点ももたなくてはいけない。「時間軸と空間軸の
座標」の原点にとどまり、自分や家族、今日明日しか考えないのではなく、一〇O
年前の日本、一 ○○年前の世界、人類の誕生、恐竜が闇歩していたころ、生命の
謎生、地球 の誕生へと過去を 遡ったり、逆に何世紀か先の未来へ思いをはせてみ
8 たりしたい。また、超ミクロな素粒子や原子分子の世界を考えてみるのもよい。
遺伝、代謝などの生物学的現象、石油からゴムや繊維やプラスチックを作る化学的
現象、光や熱が伝わる物理的現象はみな光子、電子、原子、分子の相互作用で起き
ているのだから。 さらに、地球、太陽系、銀河系そして宇宙の果てへと思索の旅を
するのもよいだろう。こうした座標の中に置かれて初めて、人類の位置付けや科学
のもつ意味を、さらには、科学の進むべき方向を探る知恵が得られるのではないだ
ろうか。
(無田始子「科学を育む」 より)
(注)*軌=不具合。
*グローバルな=地球規模の。
正等率
45%
エ
-線部「こうした座標の中に置かれて初めて、人類の位置付け
や科学のもつ意味を、さらには、科学の進むべき方向を探る知恵思
が得られるのではないだろうか」とあるが、筆者がこのように述べたの
はなぜか。次のうちから最も適切なものを選びなさい。
ァ 人類が科学のもたらす陰の部分を光の部分に変えるためには、学間
を通して現状を正しく認識する力を養うことが必要だと考えたから。
ト
ィ 人類が科学の知識を増やして他の生物や地球との関係を変えるため
には、自己とは何かを問い続ける思索の旅が有効だと考えたから。
ゥ 人類がさらに科学を発達させていく知恵を得るためには、過去や現
在の成果にとらわれず、遠い未来を見通す研究が必要だと考えたか
ら。
工 人類が自らの影響力を踏まえて科学の成果を正しく活用するために
は、時間的にも空間的にも広い視点をもつことが不可欠だと考えた
から。
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