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●各語の意味から,文全体の意味を自分で推測する
○たとえば,(1)は,song / singing / heard / Englishなどの選択肢から,「英語の歌を聞いた」というような意味になりそうだと予測できます。この方法単体ですべての問題を解くのには限界がありますが,下↓で紹介するアプローチで問題に取り組む前の準備として,ある程度意味を予測しておくと,その後がスムーズになります。

●「チャンク」を作る
○「チャンク」とは「カタマリ」のことです。たとえば,(1)の [カ an] という選択肢に注目してください。anは,【母音(aiueo)から始まる語】の直前に付けるごでしたよね? an apple / an old temple / an interesting bookなどです。(1)で,母音から始まる語は [オ English] しかありませんので,[カ an] → [オ English] という流れは確定です。[オ English] が [カ an] よりも前に来たり,[カ an] と [オ English] のあいだに別の語が挟まることはありえません。
○このように,「絶対にこの組み合わせしかない」というカタマリや,たとえば"every"と"day","how"と"many"など,「高確率でこの組み合わせ」というカタマリをどんどん作っていくと,並べ替えるべき要素の数が減っていきます。(1)で言えば,[カ] → [オ]というカタマリを作ることで,[ア][イ][ウ][エ][オ][カ][キ]という7つの要素の並べ替えから,[ア][イ][ウ][エ][カ→オ][キ]という6つの要素の並べ替えになるということです。カタマリが増えていけば,最終的に2〜3つのカタマリを並べ替えるだけの簡単な問題になることがほとんどです。

●述語動詞から探す
○「誰が」「何をした」の「何をした」(文の結論=述語)に当たる部分を1番最初に探します。(1)で言えば,「動詞っぽいもの」としてsingingとheardの2つが挙げられますが,singingが単独で(=be動詞なしで)「述語」になることはないので,heardが述語動詞です。選択肢がもう少し複雑だと,heardが述語動詞ではなく過去分詞の後置修飾等で使われる可能性もありましたが,今回は述語動詞で確定です。

↓つづく

↓つづく

○動詞から探すメリットは枚挙にいとまがありませんが,その1つは,「どの文法事項を問う設問なのか」つまり「出題者はどの文法事項を意識して問題を作ったのか」が見えてくるということです。なぜなら,中学英語の<文法>の8割は「動詞の使い方」に関するものだからです。たとえば,中学英語がきちんと頭に入っている人が(1)を解くと,heardつまりhearが述語動詞と分かった時点で,<hear→目的語→原形不定詞/分詞>という文法が頭をよぎります。あるいは,giveが述語動詞なら<give→人→モノ>もしくは<give→モノ→to→人>という語順が頭をよぎります。動詞というのは,英文全体の構成をほぼ決めてしまう役割を担う語です。動詞攻略が英語攻略のカギです。

●その他
○「チャンク」の逆の考え方で,たとえば,andで文が終わったり,myで文が終わったりといった「ありえない語順」や「あり得ない位置」というのも少なからず存在します。そういった可能性をはじいていけば,選択肢はおのずと絞れてくるでしょう。日本語訳がついていようといまいと,結局は,どれだけ勉強したかが試されてしまう問題です。

len

すごく丁寧にありがとうございます!

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回答

純粋に文法の知識が試される問題なので、文法の知識をつけることが正答率を上げるコツになります。

len

分かりました!ありがとうございます

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