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高校生
解決済み

長文問題の中で「The mirrors which multiplied the island and its sole inhabitant had little left to reflect.」という文が出て来て、解説の訳は「島と島の唯一の住人を無数に映し続けて来た鏡は、もう映すものがほとんどなくなった。」となっていたのですが、「had little left to reflect」の部分を品詞分解すると、どうなりますか?

回答

✨ ベストアンサー ✨

これは難しいですね。
頭の中に5通りくらい浮かんで、消去法で検討してみました。
had動詞(どのような動詞かが2通りから絞れません)
little 名詞 少しのもの(しかない)
left 過去分詞(hadと関連して使い方が2通りから絞れません)
to reflect 形容詞的用法
for〜がないから意味上の主語はthe mirrorです。
reflectは他動詞と考えて、その目的語littleが前に出て、
littleにto reflectがかかる形
little to reflect 「(鏡が)映す、少しのもの(しかない)」
to read a book→a book to read と同じ

hadとleftの2通りの可能性というのは

①leftはlittleを後ろから修飾する過去分詞
名詞を修飾する分詞は、一語なら前から・二語以上のまとまりなら後ろから、と習うと思いますが、それは絶対ではありません。
主語 the mirror 鏡が
動詞 had持っていた
目的語 little 少しのものを
という単純なSVOで、
leftとto reflectの両方がそれぞれlittleを後ろから修飾しています。
「鏡は、残っている映すものが少ししかなかった」

②had O C (使役動詞のhave)
Oはlittle to reflect
Cはleft
です。
to reflect が後ろに回っているのは、
そうすることでSVOCという文の骨格が明確になるからです。
「鏡は、映すものを少ししか残さなかった」
(映す少しのものしか、残された状態にしなかった)

どっちで解釈してもいいと思います

K

なるほど…
個人的には①の方が文法の解釈としてはしっくり来るように感じたのですが、「もう映すものがほとんど無くなった」という訳に対しては、②のように使役のhaveがあると考える方が合うように感じて、どちらととるか迷っています…
ちなみに、②の「SVOCという文の骨格が明確になる」とは、どういうことでしょうか?

ののののの

> ちなみに、②の「SVOCという文の骨格が明確になる」とは、どういうことでしょうか?

使役動詞のhaveはSVOCの文構造になるんですが、それであれば

The mirrors which multiplied the island and its sole inhabitant / had / little to reflect / left

このような語順で、スラッシュ入れたところでS/V/O/C となるのが、文構造通りの語順です。
つまり形容詞句のto reflectが後ろに回っていますよね。
名詞に対して、それを後ろから修飾するまとまりが長い場合って名詞の直後から離れて後ろに回ることがあるんです。その方が、have/little/left がV/O/C だと明らかにわかるからです。ただ、今回の場合はto reflectが長いとは考えないと思うのでその点自信がないですね。

ということを言おうとして、ここまで説明したことと全然違うの浮かびました。確認してから追記します

ののののの

ものすごくシンプルな構造だったかも…
reflectを、自動詞で取ってみました

The mirror / leaves / little / to reflect.

これは正しい文です。
区切ったところでSVOCです。
「鏡は、少しのもの(しかない)が、映るままにする」
「鏡が、少しのものしか映さない」

laeve O to自動詞 を
leaveのニュアンスが消えちゃうのも込みで
少し日本語らしく意訳すると
他動詞 Oになる
ってことですね。ここが一番ポイントかも。

これを受動態にすると
little / is left / to reflect /(in the mirror)
S/V/C/(副詞句)
「少しのもの(しかない)が、映るままにされている」
「少しのものしか鏡に映っていない」

これをベースに、主語動詞のある文の形ではなくて、
名詞に、動詞を含んだまとまりがかかる形にすると

little / [left / to reflect ]
「映るままにされている、少しのもの(しかない)」
「映されている、少しのもの(しかない)」

The mirrors had
鏡は持っていた

little left to reflect
映されている、少しのもの(しかない)を

「鏡は、映すものを少ししか持っていなかった」
「鏡には、映すものが少ししかなかった」

たぶんこれが正解な気がしてきました

K

The mirror→鏡
had→持っていた
little→ほとんど無いもの
left→〜ままにされた(分詞修飾)
to reflect→映る(leave O CのC)
⇒「鏡は映るままにされたほとんど無いものを持っていた」
⇒「鏡は映るままにされたものをほとんど持っていなかった」
⇒「鏡は映すものがほとんど無くなった」

ということでしょうか?

ののののの

その通りです!!!

これであれば
①の二重の後置修飾
②のto不定詞を後ろに回す
というようなものよりは、
自然な文構造の中で解釈できるかなと

K

分かりました!丁寧に教えて下さり、ありがとうございました!

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