✨ ベストアンサー ✨
たとえばエンドウ豆の色が黄色vs緑色のように、対立している形質(形や性質)を決める遺伝子のことを対立遺伝子と呼んでいます:「豆を黄色くする対立遺伝子」と「緑色にする対立遺伝子」という具合です。
こちらの問題文の場合は、和訳の左段の[3]の中ほどに『一部の民族の体は植物から栄養を得る点で他の民族に勝るようになり』とありますので、植物から栄養を得るのが得意になる対立遺伝子のことを「菜食の対立遺伝子」と名付けたのだろうと思われます。それに対するのは「植物から栄養を得るのが得意ではない対立遺伝子」でしょうか。
農耕生活をしている場合は、「菜食の対立遺伝子」を持っていると生存や繁栄に有利であったのでしょう。それに対して、イヌイット民族のように魚介類ばかり食べている場合、「菜食の対立遺伝子」を持っていても生存や繁栄に有利ではないので、「菜食の対立遺伝子」を持たない人の割合が多くなった、、、という説明なのではないかと思います。
多くの場合、一方の対立遺伝子に生じた変異が、もう一方の対立遺伝子を生み出したと考えられています。エンドウ豆の色については、「豆を黄色くする対立遺伝子」に変異が起きて「豆を緑色にする対立遺伝子」ができたようです。
[2]の中程にある『「菜食の対立遺伝子」と呼ばれる遺伝子の変異を発見した』という文章の意味は、「植物から栄養を得るのが得意ではない対立遺伝子」に変異が起きて「菜食の対立遺伝子」が出来たと推測されて、その起こった「変異」を発見した、ということだと思います。
(分わかりにくかったら済みません。その時はまたコメントして下さい)
なるほど!ありがとうございます!!!🥲🥲