Question

あずさ

答えは③なのですが①と②の希塩酸や希硫酸はなぜダメなのでしょうか？

多くの種類の金属イオンを含む水溶液から,それぞれのイオンを分離 確認
第4回 化
問3 次の文章を読み,問い(a.b)に答えよ。
多くの種類の金属イオンを含む水溶液からそれぞれのイオンを分離·確認
するために,試薬をある程度決められた順で加えることによって金属イオンを
系統的に沈殿させる操作が行われる。この上うな沈殿反応を利用した一連の力
法は、系統分析と呼ばれる。
例えば、Zn°+, Cd'+, Fe3+を含む塩酸酸性水溶液から各金属イオンを分離
するために,次の操作I~Iを行った。
操作I 硫化水素を通じ,生じた沈殿Aをろ過した。
操作II 操作 Iのろ液を十分に加熱した後,
を加えた。さらにアンモ
ア
ニア水を十分に加え, 生じた沈殿Bをろ過した。
操作I 操作Iのろ液に硫化水素を通じ, 生じた沈殿Cをろ過した。
a 操作Iの文章中の
に当てはまる物質として最も適当なものを, 次
ア
の0~6のうちから一つ選べ。
3
0 希塩酸
2 希硫酸
③ 希硝酸
④ 水酸化ナト リウム水溶液
6 チオ硫酸ナトリウム水溶液

Answer 1

ピクリン酸

そもそも、なんでこの操作を行うか分かっていますか？

この操作は、還元剤であるH₂Sにより、Fe(Ⅲ)→Fe(Ⅱ)
と、還元されてしまった鉄イオンを酸化し、元のFe(Ⅲ)イオンに戻す操作です。

そのため、ここで入れるものは酸化力がなければ意味がありません。

したがって、この中では酸化力がある硝酸のみ該当します。

ちなみに、その直前の『加熱した』という操作は、煮沸によりH₂Sを液中から飛ばしている操作です。