理科
中学生

定滑車を使っているのに、なぜ力が2分の1にならなかったり、引く距離が2倍になっていないのでしょうか?

例題 仕事 エネルキギー 1/2 11 次の問いに答えなさい。 〈神奈川県) 動滑車と定滑車を用いて, 物体を引き上げたと きの仕事の大きさと仕事率について調べるため に、次のような実験を行った。 [実験]右の図のように, 一端を天井に固定し たひもAを、床に置いた物体を取りつけた動滑 車と天井に固定した定滑車にかけ, ひもBをつ けたばねばかりに取りつけた。 ひもBの一端を 天井 定滑車 ばねばかり ひもA ひもB 手でゆっくりと下向きに引くと, 物体は床から 上がり始めた。物体が上がり始めてから, 1秒 間あたりにひもBを引く距離を同じにしなが ら,3秒間かけて物体を30cm引き上げた。 物体を引き上げているとき, ばねばかりは 2.5Nを示していた。 動滑車 - 物体 床 [実験]で使用した物体の質量は何gか。また,[実験] で物体を引き上げたとき の仕事率は何Wと考えられるか。物体の質量と仕事率の組み合わせとして最も適 するものを次のア~エから1つ選び, 記号で答えなさい。 ただし, [実験]で使用 したひもは伸び縮みしないものとし,ひも,ばねばかり, 滑車の質量, ひもと滑車 の間の摩擦は考えないものとする。また, 質量 100gの物体にはたらく重力の大 きさを1N とする。 ア物体の質量: 250g イ 物体の質量: 250g ラ 物体の質量:500g 仕事率:0.5W 仕事率:4.5W 仕事率:0.5W エ 物体の質量: 500g 仕事率:4.5W ウ
解説 答え:ウ ばねばかりが2.5Nを示したので, 動滑車を支える 2本のひもには, それぞれ 2.5N の力がはたらく。したがって, 物体にはたらく重力は, 2.5×235 [N] である。 よって, 物体の質量は 500gとなる。また, 物体を引き上げたときの仕事は, 5 [N] ×0.3 [m] 3D1.5 [Jで, この仕事をするのにかかった時間は3秒だから 物体を引き上げたときの仕事率は, 1.5 [J] 3[s] =0.5 [W] となる。

回答

定滑車は「力の向きを変える」働きがあります。「力の大きさを変える」働きはありません。

「力の向きを変えて、力の大きさは変わらない」のが定滑車の役割です

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定滑車は力が½になったりしません。力が½になるのは動滑車の場合です。動滑車にはひもAの力ともう1本の力両方がかかっています。しかし定滑車には1本にひもにしか力はかかっていません。(ひもを引いた時に)

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