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昨日からなかなか迷走してますね(ΦωΦ)

a=「たくさんあるうちの任意の1つ(1人)」
the=「話し手(書き手)と聞き手(読み手)に共通認識のある特定の物(人)」

ということはすでに理解していることと思います。
とりあえず,写真の各文でaを使った場合とtheを使った場合を比較していきましょう。

(1a) I know a girl who sings English songs well.
「私は英語の歌を上手に歌う少女を知っている」

→たとえば,普段無口なクラスのA子さんが,実は歌ウマだと「私」だけが知っているような状況をイメージしてください。
 「私の身近にひとり,英語の歌を上手に歌う少女がいるんだよ」と教えてあげるニュアンスです。
 世の中にはたくさん歌ウマ少女がいるでしょうけれども,そのうちの1人(相手は誰のことだか知らない)を「私」が知っている,という状況です。
 「相手が知らない」のがポイントです。

(1b) I know the girl who sings English songs well.
「私は英語の歌を上手に歌う(その)少女を知っている」

→クラスで,駅前でストリートライブをしている1人の歌ウマ少女が〝話題になっている〟とします。
 「あの子歌上手いんだよ」「え~俺見かけたことないよ!」「火曜日はいつもいるよね」みたいな会話をしている輪の中に入っていき,「私はその(話題になっている)少女を知っているよ」と伝えるニュアンスです。
 聞き手(=会話をしているクラスメイトたち)は,「え~俺見かけたことないよ!」と言っていたクラスメイトも含めて,「その少女」自体のことはよく知らなくても,「the girlが話題になっているその少女のことを指している」ことは知っています。
 「話題になっている」のがポイントです。

(2a) Do you know a boy who has brown hair?
「あなたは茶髪の少年を知っていますか」

→「女子には茶髪の人もちらほらいるけれど,男子は黒髪ばかりで,茶髪の男子って見かけないなぁ…」という話題をイメージします。
 そこで,「ねえ,茶髪の男子を,誰でもいいから1人知っているかい?」と尋ねる表現がこれです。
 聞き手がYesと答える場合,聞き手は知っていることになりますが,この場合話し手はその少年を知らないわけですから,話し手と聞き手の共通認識は成立しませんね。
 「誰でもいいから1人」というのがポイントです。

(2b) Do you know the boy who has brown hair?
「あなたは茶髪の(その)少年を知っていますか」

→朝,学校へ行くと,窓が割られており,犯人の特徴として「茶髪の男子」と特定されていたとします。
 「茶髪の男子って誰だろう?知ってる?」と尋ねる表現がこれです。
 尋ねた側も,そしてもしかすると答える側も,〝正体〟までは知らないかもしれませんが,少なくとも「茶髪の男子」=「窓を割った犯人」という共通認識があり,同一の1人の人物を両者が想像するはずです(その「同一人物」が,名探偵コ●ンの犯人のようにシルエットのみだとしても)。
 「同一の『茶髪の男子』を想定する」ことがポイントです。

(3a) We are looking for a man who can play the guitar well.
「私たちはギターを上手に弾ける男性を探している」

→ライブ前日,バンドのギタリストがインフルエンザに罹患してしまい,急遽代わりのギタリストを探すことになった,といった状況をイメージしましょう。
 代わりのギタリストは誰でもいいのです。
 前日に頼んだのでは断られる可能性も高いですし,ギターが弾ける人だって限られていますから,「●●さんじゃないと嫌だ」なんて高望みはしていられません。
 話し手にはアテがないので,話し手と聞き手の想像が一致するどころか,話し手は特定の人物を想像することもできません。
 「誰でもいいから1人」「特定のアテがない」というのがポイントです。

(3b) We are looking for the man who can play the guitar well.
「私たちはギターを上手に弾ける(その)男性を探している」

→ライブ当日,バンドのギタリストが行方不明という状況をイメージします。
 トイレに行ったのか,怖気づいて帰ったのか,分かりません。
 でも,「ギターを上手に弾ける」という特徴を言えば,聞き手は「ああ,彼のことね」と分かるのです。
 ワンマンライブで,しかもバンドにギタリストが1人しかいないのかもしれないし,たくさんいるギタリストのなかでも,「ギターを上手に弾ける」と言われれば全員が同じ人を想像するくらいずば抜けて超絶技巧のギタリストが1人いるのかもしれないし,話し手は滅多に人を褒めない人間で,それでもそのギタリストのことだけは認めているということが周知の事実なのかもしれないし,特定できる理由は様々でしょうけれども,とにかく「ああ,彼のことね」と特定できるのです。
 「言われた側がどの人物を指すか何らかの理由で特定できる」というのがポイントです。

※ちなみに,play 【  】 guitarの【  】に入る語は99%“the”です。
 aやmyなどの語も文法的には入るのですが,「楽器の前にはtheを付ける(play the 楽器)」というお約束みたいなものがあり,中学校英語ではこのお約束が必ず守られると言っても過言ではありません。

以上のように,aとtheとではニュアンスははっきりと違うのですが,日本文にそれが毎回明確に表れるかどうかはまた別の問題なのが悩ましいところですね。
原則として,和文英訳(日本文→英文)の問題では,sun,only,same,最上級,楽器など,「(ほぼ)必ずtheを使うケース」以外は「どちらを使ってもいい」と言えますが,ご存じのとおり世の中に〝100%〟や〝絶対〟と言い切れるものはあまりありません。
また,「どちらも使える」と言っても常に完全に等価とも限らず,文脈や状況によってはやはり「a(n)またはtheの方が自然」といったケースはあると思います。
たとえば今回の(3a)と(3b)を比べると,(3b)の方はわざわざ「ギターを上手に弾ける男性」と言わなくても,周りが知っている人物なら最初から名前を言えば「誰を探しているか」は伝わるわけで,したがって(3a)の方がより現実的で自然な発話と言えると思います。

冠詞は,前回回答したとおり,また今日早速実践してくださっているとおり,英語ができる人間にたくさんたくさん質問をして,その都度ニュアンスの違いのデータを自分の中にインプットしていき,なおかつ自分でも「どちらが自然か」と考えていく(アウトプットしていく)中で,だんだんと身についていくものだと思います。
焦らずじわじわじりじり力をつけていきましょう。昨日からなかなか迷走してますね(ΦωΦ)

a=「たくさんあるうちの任意の1つ(1人)」
the=「話し手(書き手)と聞き手(読み手)に共通認識のある特定の物(人)」

ということはすでに理解していることと思います。
とりあえず,写真の各文でaを使った場合とtheを使った場合を比較していきましょう。

(1a) I know a girl who sings English songs well.
「私は英語の歌を上手に歌う少女を知っている」

→たとえば,普段無口なクラスのA子さんが,実は歌ウマだと「私」だけが知っているような状況をイメージしてください。
 「私の身近にひとり,英語の歌を上手に歌う少女がいるんだよ」と教えてあげるニュアンスです。
 世の中にはたくさん歌ウマ少女がいるでしょうけれども,そのうちの1人(相手は誰のことだか知らない)を「私」が知っている,という状況です。
 「相手が知らない」のがポイントです。

(1b) I know the girl who sings English songs well.
「私は英語の歌を上手に歌う(その)少女を知っている」

→クラスで,駅前でストリートライブをしている1人の歌ウマ少女が〝話題になっている〟とします。
 「あの子歌上手いんだよ」「え~俺見かけたことないよ!」「火曜日はいつもいるよね」みたいな会話をしている輪の中に入っていき,「私はその(話題になっている)少女を知っているよ」と伝えるニュアンスです。
 聞き手(=会話をしているクラスメイトたち)は,「え~俺見かけたことないよ!」と言っていたクラスメイトも含めて,「その少女」自体のことはよく知らなくても,「the girlが話題になっているその少女のことを指している」ことは知っています。
 「話題になっている」のがポイントです。

(2a) Do you know a boy who has brown hair?
「あなたは茶髪の少年を知っていますか」

→「女子には茶髪の人もちらほらいるけれど,男子は黒髪ばかりで,茶髪の男子って見かけないなぁ…」という話題をイメージします。
 そこで,「ねえ,茶髪の男子を,誰でもいいから1人知っているかい?」と尋ねる表現がこれです。
 聞き手がYesと答える場合,聞き手は知っていることになりますが,この場合話し手はその少年を知らないわけですから,話し手と聞き手の共通認識は成立しませんね。
 「誰でもいいから1人」というのがポイントです。

(2b) Do you know the boy who has brown hair?
「あなたは茶髪の(その)少年を知っていますか」

→朝,学校へ行くと,窓が割られており,犯人の特徴として「茶髪の男子」と特定されていたとします。
 「茶髪の男子って誰だろう?知ってる?」と尋ねる表現がこれです。
 尋ねた側も,そしてもしかすると答える側も,〝正体〟までは知らないかもしれませんが,少なくとも「茶髪の男子」=「窓を割った犯人」という共通認識があり,同一の1人の人物を両者が想像するはずです(その「同一人物」が,名探偵コ●ンの犯人のようにシルエットのみだとしても)。
 「同一の『茶髪の男子』を想定する」ことがポイントです。

(3a) We are looking for a man who can play the guitar well.
「私たちはギターを上手に弾ける男性を探している」

→ライブ前日,バンドのギタリストがインフルエンザに罹患してしまい,急遽代わりのギタリストを探すことになった,といった状況をイメージしましょう。
 代わりのギタリストは誰でもいいのです。
 前日に頼んだのでは断られる可能性も高いですし,ギターが弾ける人だって限られていますから,「●●さんじゃないと嫌だ」なんて高望みはしていられません。
 話し手にはアテがないので,話し手と聞き手の想像が一致するどころか,話し手は特定の人物を想像することもできません。
 「誰でもいいから1人」「特定のアテがない」というのがポイントです。

(3b) We are looking for the man who can play the guitar well.
「私たちはギターを上手に弾ける(その)男性を探している」

→ライブ当日,バンドのギタリストが行方不明という状況をイメージします。
 トイレに行ったのか,怖気づいて帰ったのか,分かりません。
 でも,「ギターを上手に弾ける」という特徴を言えば,聞き手は「ああ,彼のことね」と分かるのです。
 ワンマンライブで,しかもバンドにギタリストが1人しかいないのかもしれないし,たくさんいるギタリストのなかでも,「ギターを上手に弾ける」と言われれば全員が同じ人を想像するくらいずば抜けて超絶技巧のギタリストが1人いるのかもしれないし,話し手は滅多に人を褒めない人間で,それでもそのギタリストのことだけは認めているということが周知の事実なのかもしれないし,特定できる理由は様々でしょうけれども,とにかく「ああ,彼のことね」と特定できるのです。
 「言われた側がどの人物を指すか何らかの理由で特定できる」というのがポイントです。

※ちなみに,play 【  】 guitarの【  】に入る語は99%“the”です。
 aやmyなどの語も文法的には入るのですが,「楽器の前にはtheを付ける(play the 楽器)」というお約束みたいなものがあり,中学校英語ではこのお約束が必ず守られると言っても過言ではありません。

以上のように,aとtheとではニュアンスははっきりと違うのですが,日本文にそれが毎回明確に表れるかどうかはまた別の問題なのが悩ましいところですね。
原則として,和文英訳(日本文→英文)の問題では,sun,only,same,最上級,楽器など,「(ほぼ)必ずtheを使うケース」以外は「どちらを使ってもいい」と言えますが,ご存じのとおり世の中に〝100%〟や〝絶対〟と言い切れるものはあまりありません。
また,「どちらも使える」と言っても常に完全に等価とも限らず,文脈や状況によってはやはり「a(n)またはtheの方が自然」といったケースはあると思います。
たとえば今回の(3a)と(3b)を比べると,(3b)の方はわざわざ「ギターを上手に弾ける男性」と言わなくても,周りが知っている人物なら最初から名前を言えば「誰を探しているか」は伝わるわけで,したがって(3a)の方がより現実的で自然な発話と言えると思います。

冠詞は,前回回答したとおり,また今日早速実践してくださっているとおり,英語ができる人間にたくさんたくさん質問をして,その都度ニュアンスの違いのデータを自分の中にインプットしていき,なおかつ自分でも「どちらが自然か」と考えていく(アウトプットしていく)中で,だんだんと身についていくものだと思います。
焦らずじわじわじりじり力をつけていきましょう。

適当先生

やべっ,操作ミスで2回同じ文章繰り返してしまいました……ごめんなさい……

ありがとうございます!!!🙇‍♀️🙇‍♀️

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