日本史
高校生
解決済み

平安時代に、売位売官が横行しましたが、誰が何のために行ったのですか?めんどくさくなったんですよね?たとえば、成功、重任、遙任とかです!

回答

✨ ベストアンサー ✨

10世紀の初めには戸籍・計帳の制度が崩れ、租・調・庸を取り立てて地方や国家の財政を維持することができなくなったことは知っていると思います。財政の悪化により、中・下級貴族の給与は支給されなくなっていました。そのため、中・下級貴族にとって国司に任命されることは、私財を蓄えることのできる大きなチャンスでした。そのため、私財を投じてでも有利な役職につこうとします。
また、国家財政の悪化により、政府も儀式や寺社造営の費用が賄えないなどの問題がありました。そこで、受領が蓄えた私財を投じて朝廷の儀式や寺社造営を請け負えば、有利な官職に任命するということが行われるようになります。
めんどうだとかそういう理由ではなく、税収が不足する中で政治を運用してくために行われたことだと考えた方がいいのではないかと思います。

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