歴史
中学生
解決済み

日中戦争についてです。日本は石油などの軍需物資の輸入が増加(アメリカへの依存度高)。とプリントに書いてありました。アメリカは国民政府側を支援していたはずなのに日本に石油を輸出してくれた理由はなんでしょうか。

社会 歴史 中3 私立

回答

✨ ベストアンサー ✨

アメリカ政府と、アメリカ企業を区別して考えて下さい。
資本主義では、儲かるなら売れる物は売るのです。これが商売の基本です。
政府ができるのは、法令で禁止令を出すか出さないか。でれば、企業は従わなくてはなりません。

そもそも、国際政治はそんな単純じゃないです。
ジョーカー・ゲームを参考にしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=tILWSrPcBsY
もし、興味があったら、アニメか小説を見てください。

両方に武器を売り、戦争をあおると、武器(色んな物資)はいっぱい売れます。儲かります。
アメリカは、日本に鉄くずや石油を売りました。
戦前の当時の日本は、戦後のように自動車の輸出大国でもないし、都会もまだまだ高層ビルなんて少なかった。
民間の民需で鉄なんてそんな消費するような社会じゃなかったと私は分析しています。

つまり、鉄くずもも石油も、結局、日本では、軍が消費するのです。
そうやって、日本に鉄を売りつけて、日本海軍に軍艦作らしても、アメリカは、いざとなったら、工業力で日本軍を圧倒できる。自信はあったはずです。アメリカ大陸はアメリカ一強ですから、アメリカ本土で地上戦や空襲があるなんてありえなかったですからね。
そんで、日本を挑発して、日本に宣戦布告させておいて、後は国力の差で日本に勝つ。
そして、ドイツと日本を焼け野原にして資本主義の弱点である「生産>消費」という現象を解消する。

とは言え、戦時中の日本軍の苦し紛れのアメリカに対する嫌がらせ攻撃は、戦後の核戦略の原型になってしまっていたりする。
風船爆弾(爆薬の量や、命中精度など問題があるけど、ある意味、発想だけは、大陸間弾道ミサイル(ICBM))とか、潜水艦に爆撃機(水上爆撃機)を少量積んで、アメリカ本土を空襲する。(潜水艦から飛行機を出すと言う発想(その大きな潜水艦という発想)も、戦後のICBMを積んだ戦略原潜につながっていく。)
ほんと、日本の斜め上の飛んでも発想は、次の時代の先がけだったりと、ある意味、日本は恐ろしい国だったりします。
そして、戦後の今の日本は、軍隊(自衛隊は微妙な組織だが・・・)と戦争を放棄するという。
世界基準では考えられないような事をしているのですけどね。

最後に、オランダ商人の話
オランダは、スペインと戦争しているときに、オランダの商人は、戦争相手のスペインが軍事物資を高く買ってくれるのであれば、平気で売りました。オランダは、戦闘はイギリスに外注していたので、そんな事をするオランダに、イギリスが愛想を尽かします。
儲かるなら、自国と戦争をしている国にでも、軍事物資を売るのだから、資本主義って、怖いですね。

第二次世界大戦 資本主義 ジョーカー・ゲーム
mina

とてもわかりやすい解説をありがとうございます!

この回答にコメントする
疑問は解決しましたか?