✨ ベストアンサー ✨
教えるのは明日になりますが、教えましょうか?
基礎事項
酵母は酸素がない条件では(アルコール)発酵
酸素がある条件では(アルコール)発酵を抑制して呼吸を主にします(パスツール効果)。
※酸素がある条件では発酵と呼吸を両方する、ということ。
呼吸の反応式は、C₆H₁₂O₆+6O₂+6H₂O➡️6CO₂+12H₂O+38ATP
(アルコール)発酵の反応式は、C₆H₁₂O₆➡️2C₂H₆O+2CO₂+2ATP
では、解いていきます
1枚目
問1
今回は、呼吸と発酵で、合計、酸素が48mg使われ、二酸化炭素が110mg生じた。
呼吸と発酵の化学式を使いたいから、mgをmolに直す。
酸素のモル質量は32g/molだから、
酸素48mg=0.048gは、0.048/32=0.0015[mol]
二酸化炭素のモル質量は44g/molだから、
二酸化炭素110mg=0.110gは、0.110/44=0.0025[mol]
※ここが分からなければ、質問してください。詳しく説明します
発酵と呼吸の反応式を見てみると、酸素を使うのは呼吸だけだから、
今回は、呼吸で0.0015[mol]の酸素が使われたことがわかる。
呼吸の化学式の係数の関係より、6molの酸素は1molのグルコースと反応するらしいです。
では、0.0015[mol]の酸素が呼吸で使われたということは
6mol:1mol=0.0015[mol]:◻️mol
0.0015=6×◻️
◻️=0.00025[mol]
0.00025[mol]のグルコースが使われたことがわかる。
これを言い換えると、グルコースのモル質量は180g/molだから、
呼吸では180×0.00025=0.045g=45mgのグルコースが使われたことがわかる。
※計算が分からなければ質問してください。
化学基礎の知識が必要です
続く
問2,3
では、発酵では、どれくらいの二酸化炭素が放出され、どれくらいのグルコースが消費されたのか。
先ほど、呼吸では0.0015[mol]の酸素が使われていた。このことと化学式の係数より、
呼吸では、0.0015[mol]の二酸化炭素が放出されたことがわかる。
呼吸と発酵で放出された二酸化炭素は0.0025[mol]だから、
発酵で放出された二酸化炭素は、0.0025-0.0015=0.0010[mol]
これを言い換えると、二酸化炭素のモル質量は44g/molだから、
発酵で発生した二酸化炭素は、0.0010×44=0.044g=44[mg]
発酵で発生した二酸化炭素は0.0010[mol]ということは、
発酵で消費されたグルコースの量は、発酵の化学式の係数の関係より、
0.0010÷2=0.00050[mol]だということがわかる。
これを言い換えると、グルコースのモル質量は180g/molだから、
呼吸では180×0.00050=0.090g=90mgのグルコースが使われたことがわかる。
※計算が分からなければ質問してください。
化学基礎の知識が必要です
問4
生じたATPの物質量(mol)を聞かれている。
物質量を聞かれているから化学反応式を利用する。
問1、問3より、グルコースは呼吸で0.00025[mol]、発酵では0.00050[mol]使われたことがわかる。
呼吸の化学反応式の係数の関係より、1molのグルコースが消費されると38molのATPが生じることがわかる。今回は呼吸で0.00025molのグルコースが消費されたから、呼吸では
(1mol:38mol=0.00025mol:◻️mol ◻️=)
38×0.00025=0.0095mol=9.5mmol
のATPが生じたことがわかる。
発酵の化学反応式の係数の関係より、1molのグルコースが消費されると2molのATPが生じることがわかる。今回は発酵で0.00050molのグルコースが消費されたから、発酵では
(1mol:2mol=0.00050mol:◻️mol ◻️=)
2×0.00050=0.0010mol=1.0mmol
のATPが生じたことがわかる。
以上より、今回生じたATPは9.5+1.0=10.5mmol
分からなければ質問してください
2枚目 考え方は1枚目と同じです。単位が違うだけ
問1
今回は、呼吸と発酵で、合計、酸素が480mg使われ、二酸化炭素が784mL生じた。
呼吸と発酵の化学式を使いたいから、mg、mLをmolに直す。
酸素のモル質量は32g/molだから、
酸素480mg=0.480gは、0.480/32=0.015[mol]
1molの気体は22.4Lだから、二酸化炭素784mL=0.784Lは
0.784/22.4=0.0350[mol]
※ここが分からなければ、質問してください。詳しく説明します
発酵と呼吸の反応式を見てみると、酸素を使うのは呼吸だけだから、
今回は、呼吸で0.015[mol]の酸素が使われたことがわかる。
呼吸の化学式の係数の関係より、6molの酸素は1molのグルコースと反応するらしいです。
では、0.015[mol]の酸素が呼吸で使われたということは
6mol:1mol=0.015[mol]:◻️mol
0.015=6×◻️
◻️=0.0025[mol]
0.0025[mol]のグルコースが使われたことがわかる。
これを言い換えると、グルコースのモル質量は180g/molだから、
呼吸では180×0.0025=0.45gのグルコースが消費されたことがわかる。
では、発酵ではどれくらいのグルコースが消費されたのか。
先ほど、呼吸では0.015[mol]の酸素が使われていた。このことと化学式の係数より、
呼吸では、0.015[mol]の二酸化炭素が放出されたことがわかる。
呼吸と発酵で放出された二酸化炭素は0.0350[mol]だから、
発酵で放出された二酸化炭素は、0.0350-0.015=0.020[mol]
発酵で発生した二酸化炭素は0.020[mol]ということは、
発酵で消費されたグルコースの量は、発酵の化学式の係数の関係より、
0.020÷2=0.010[mol]だということがわかる。
これを言い換えると、グルコースのモル質量は180g/molだから、
呼吸では180×0.010=1.8gのグルコースが使われたことがわかる
以上より、消費されたグルコースの質量は0.45+1.8=2.25g
続く
問2
生じたエタノールの体積[mL]を聞かれている。
とりあえず、化学反応式を利用する。
問1より、グルコースは呼吸で0.0025[mol]、発酵では0.010[mol]使われたことがわかる。
化学反応式をみると、エタノールが生じるのは発酵だけである。
発酵の化学反応式の係数の関係より、1molのグルコースが消費されると2molのエタノールが生じることがわかる。
今回は0.010molのグルコースが消費されたから、
(1mol:2mol=0.010mol:◻️mol ◻️=)2×0.010=0.020molのエタノールが生じることがわかる。
後は、化学の知識を使って0.020molのエタノールは何mLかを求めるだけ。
※エタノールは気体ではないから22.4Lは使えない
比重が0.8ということは、エタノール1mLの質量は0.8gということ。
エタノールのモル質量は、12×2+6+16=46g/molだから、0.020molのエタノールは、
46×0.020=0.92g ←計算が分からなければ質問してください
後は0.92gのエタノールは何mLかを求めるだけ。
エタノール1mLの質量は0.8gだから、0.92gのエタノールは
1mL:0.8g=◻️mL:0.92g ◻️=0.92/0.8=1.15mL
以上より、生じたエタノールは1.15mL
分からなければ質問してください
すごく分かりやすかったです。
本当に助かりました。ありがとうこざいます。🙇♂️🙇♂️
明日お願いします。すごく助かります。🙏🙏🙏