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単純に言えば、更なる総力戦です。
塹壕戦の総力戦で、勝負がつかなかった。
(WWⅠは、総力戦で国力を消耗したドイツが負けた)
戦場で勝負がつかなかった理由は、進撃速度に問題があったから。
その反省から、
WWⅡでは、戦車と航空機がそのスピードと攻撃力により、戦場の主軸となりました。
戦車や航空機(空母機動艦隊)は、大量の鉄や、特殊な金属やゴムなどを必要とします。
動かすのに、石油も大量に消費します。
総力戦をするに当たって、もっと資源になり、更なる総力戦が必要になった。
さらに総力戦がひどくなりました。
ドイツにおいては、戦場ではなっていたのに、敗戦しましたので、WWⅠによる中途半端な降伏をしたことがマズかったという世論もあり、戦争の概念が変わりました。
戦争は、外交の一部というのが、今でも、外交の基本なのですが、WWⅡでは、戦争は民族の存続をかけた総力戦という概念がでました。
最後に、総力戦の度合いが深刻になった点を、戦車の運用を例に書きます。
ドイツは戦車と航空機を集中運用して、電撃作戦を考案しました。これは、スピードで敵陣地の「一点」を突破して、そこから速攻で進撃して、守りの弱い後方の司令部とか補給戦を叩くという考え方です。これにより、WWⅠでは、どうしようもなかったフランス戦が一瞬で勝負がついた。
しかし、大戦後期の独ソ戦では、ソ連は縦深攻撃といって、戦車と航空機を大量に使って、敵の防衛陣地の「全て」をすりつぶすというとんでもない総力戦が確立します。
ソ連のバグラチオン作戦(縦深攻撃を取り入れた大規模な作戦)で、ドイツ軍は前線の主力を失い、軍の再編成ができなくなりました。それ以降は、ベルリン陥落まで、一方的にボコられるだけの存在になるのですが、先に述べたように、戦争が、どちらかの民族が滅亡するまで続く総力戦と化していたので、戦争が終わりませんでした。
参考までに、手前味噌ですが、私のQ&Aのリンクはっておきます。
https://www.clearnotebooks.com/ja/questions/1230053
https://www.clearnotebooks.com/ja/questions/1207499
https://www.clearnotebooks.com/ja/questions/1198835
https://www.clearnotebooks.com/ja/questions/1201681
https://www.clearnotebooks.com/ja/questions/1235096
ありがとうございます!助かります🙇♂️