米ソ冷戦が終わり、アメリカにとっての敵が不透明な時代になりました。
アメリカにとって、経済的には、日本との経済戦争が緊急の課題でしたが、覇権国として、その力の源泉の一つは、石油の支配です。
①当然、中東で、アメリカにとって不都合な事が無いようににらみをきかせていきます。
アメリカは、民主的で自由の国かも知れませんが、アメリカの国益にあうような言うことを聞いてくれる同盟国は、必ずしも、民主的で国民に対して慈悲深い国とは限りません。それは、王国だったり、独裁者の国だったりします。当然、そう言った国は、アメリカファーストで、権力者がセカンドで、国民のことは最後に後回されます。米ソ冷戦時は、ソ連と国境を接するイランとアメリカは仲良がよく、f-14トムキャットという、アメリカ軍の空母にしか使っていない戦闘機をイランにだけ、売っていたくらいです。しかし、当時のイランの政府は民衆からは良く思われていなく、革命がおこり、今のイランの国ができあがりました。
②イランがアメリカに敵対したので、隣国のイラクとアメリカは仲良くなり、イラン・イラク戦争が起こります。(偶然か必然かは?)
③ソ連のアフガン侵攻では、イスラム教のムジャヒリン(ジハード(聖戦)を遂行する者)に武器供与をソ連と戦わせます。
それが、アルカイダや、タリバンにつながっていきます。
ソ連のアフガン侵攻は、財政的に、ソ連を圧迫し、ソ連の崩壊へつながっていきます。
④都合良く使って、都合が悪くなれば、アメリカの敵。アメリカは、覇権国であることを維持し続けるために、そんな事ばっかりしています。
・イランが革命言うこと聞かなくなり、敵対する。
・イラクも、疲弊した国の再建のために、独裁者といわれるサダム・フセイン大統領が内政に力を入れ出す。彼はやり手でもありますから、石油政策でアメリカ的に都合の悪い事があったのでしょうね。
・アフガニスタンのタリバンも元はと言えば、ソ連と戦うためにアメリカが支援した武装勢力の一つであったはず。
⑤アメリカのイラクに対する攻撃で、サウジにアメリカ軍は駐留する。
⑥サウジは、イスラム教のメッカのある国でもあるので、外国軍が国内に入ることを良しと思わない人がいる。
特に、ソ連のアフガン侵攻で、イスラム教のムジャヒリン(ジハード(聖戦)を遂行する者)と戦った戦士(彼らを聖戦士と見るかテロリストと見るかは、お任せします。)は、アメリカのサウジ駐留は、暴挙だと怒り、アメリカを攻撃の対象にしていきます。
⑦アメリカ軍に正面切って対抗できる国は無いので、ムジャヒリンの一武装組織であるアルカイダ(アメリカ的には、テロリスト)は、非対称戦として、(後方撹乱のための)ゲリラ戦(テロ活動)を展開していく。
⑧9.11のアメリカで貿易センタービル爆破時間が起こる。
(これについては、陰謀論ではないが、不可解な点がいくつかある。アメリカのお得意の戦争大義を得るための自作自演の可能性も捨てきれない。)
⑨同時多発テロは、アルカイダと言うテロ組織とアメリカの戦いです。
ありがとうございます!!