色々な事情が絡み合っています。
①そもそも、中東やアフリカの国境は、植民地時代に欧米が勝手に作った境界線が元になっている場合が多いので、現地の実情を反映していません。
②クエートは、イラクを流れるチグリス・ユーフラテス川の河口にあります。一説によると、大型のタンカーをイラクに入れるには、河口の工事が必要なのですが、クウェートは、イラクの申し出を拒否したという話があります。（今となっては、真意は不明です。）
③軍事行動も外交の一部であり、イラクは入念にアメリカなどの出方を探って、この軍事行動は行けると判断しておこないましたが、アメリカは、イラクの軍事行動を大義に利用して、介入してきました。（これも、今となっては真意の確かめようがないです。）
本来、クウェートは豊かな産油国ですが、イラクイラン戦争で疲弊したとはいえ、イラクも産油国です。あえて、石油自体を欲しがる理由はないはずです。両国の油田は地下でつながっているので、クウェートの石油の産出しすぎで、イラクが割をくっていたかも知れません。
アメリカは、石油支配する事で、超大国を維持していますので、イラクが独自路線の石油政策をする事を望ましく思いません。イラクのフセイン大統領は、イラクを立て直すために、そのアメリカの逆鱗に触れるような石油政策を画策していたのかも知れません。
★外交や国際情勢は、ホントの事が表に出てきませんので、真実は、何だったのでしょうね。
ありがとうございます！！